日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

ついにユーロ加盟国 キプロスで預金封鎖が始まった。 副島隆彦氏

2013-03-20 07:01:06 | 政治・社会

<学問道場より転載>

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ついにユーロ加盟国 キプロスで預金封鎖(よきんふうさ)が始まった。
 
 

副島隆彦です。  以下に載せる記事のとおり、地中海のキプロス国(ギリシア系とトルコ系の人々からなる)で預金封鎖(よきんふうさ)が始まった。以下の記事にある通り「 キプロス、預金課税で混乱=銀行引き出し凍結 」である。

 今年の秋を待つまでもなく、ヨーロッパ国家債務(ソブリン)危機は再発するだろう。 ヨーロッパ危機は、ポルトガル、スペイン、イタリアが中心となる。キプロスは、EU27か国の加盟国で、さらにその中のユーロ通貨圏(ゾーン)に入っている17か国の一国である。

 キプロス国内のすべての銀行預金からの一律( 預金額に応じて3%から 12%)での 緊急の課税という手段で、国の財政破たんを回避しようとする法律の、緊急での議会議決が有って(現在、再審議中)、国民には寝耳に水で、18日(月)の朝から、それを実施しようとしていた。

 キプロス政府は、危機に陥っている自国の財政再建のために、EU委員会とECBヨーロッパ中央銀行の承認と後押しを受けて、今回の、不意打ちの、ファシズム的な電撃の政策を実施した。 この強制政策の秘密情報に事前に接近できなくて、(権力者層からつんぼ桟敷にされて、)銀行からの預金引き出しに失敗した人たちの 怒りが巻き起こっている。

 キプロス政府は、主にロシアの ”オリガリヒ(新興財閥、経営者たち)”を狙い撃ちにして、彼らがロシアから持ち出してキプロスの銀行に、タックスヘイブン(租税回避地)の低課税国の誘因に引かれて預けてある資金への強制課税を目論んだ。ロシアの”アルミ王”のロマン・アブラモビッチ、とオレグ・デリパスカの資金の凍結が隠された目的である。 

 これらの人物像は、私たちが書いて出版した『新興大国 権力者図鑑』(日本文芸社、2011年9月刊)に余(あま)すことなく出ています。勉強になりますから今からでも買って読んでください。 

 キプロスの預金封鎖 =銀行の引き出し規制、預金凍結は、近い将来の日本でも起きるだろう。現在、日本の金融当局は、アメリカに追従して、言いなりになって、 迫りくる世界金融恐慌(世界きんゆうきょうこう)を、「そんなものは起きていない」という振(ふ)りをするために、徹底した金融統制、銀行の引き出し規制(まさしく預金封鎖だ) を行う準備を、着々とやっている。

 気持ちが悪いぐらいに、不愉快極まりないぐらいに、財務省、金融庁、国税庁の 彼ら、「お金警察官」による 日本国民への統制、規制、生活干渉が、あらゆる手段を使って、日に日に、厳しくなっている。

 副島隆彦の本の読者の皆さん。迫りくる危機の事態に、それぞれがしっかり厳しい自覚を持って、早め早めに対応、対処してください。甘い考えをしている人は痛い目に遭う。「安倍首相よ、ウソでもいいから、アベノミクスで、円安と株安、地価の上昇(もうすぐ25日に、大ウソの発表をするだろう)で、景気回復の夢を見せてくれ、少しは国民に、良い目を見せてくれ。やっぱり自民党に戻ってよかったね」 と 馬鹿な期待と願望をしてる人たちは、騙(だま)されて、絶望の底に突き落とされるだろう。

 しっかりした頭の人たちは、今のうちから、余分の(有れば、だが)銀行預金を下ろして現金で手元で保持するか実物資産(じつぶつしさん、タンジブル・アセット)にどんどん代えて(変えて)ください。

 私は、昨日、フーフー言いながら、私の新刊書の 『 浮かれバブル景気 から 衰退させられる日本』(徳間書店刊) を書き上げた。3月28日ぐらいから都市部の大手の書店には並ぶだろう。乞うご期待。

副島隆彦拝
<転載終わり>
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 キプロスで預金封鎖が行なわれているそうですが、政府が国民の怒りに押された格好で、収束に向かっているようです。預金封鎖や課金はやらない方向で決着するそうです。一先ず落ち着く形です。しかしながら、EUもアメリカ、日本、中国、ブラジル、インド、オーストラリアなども表面上は大きな問題はないように見えますが、財政は大きく悪化していますので、いつ第二リーマンが勃発するか分らない状態です。
 
 2008年のリーマンショックから5年も経つと、その時の状況を忘れるのが人間ですが、本質的な問題は変わっていないといえます。日本もアメリカ、EU、BRICsも問題点は多く、青息吐息という状態で、どこから爆発するか分らない状態です。今は楽観論が主流なので、副島氏や朝倉氏などの主張は以前ほど支持されてはいませんが、リーマンから5年後くらいに本質的な問題は噴出すようですので、注意しておいたほうがいいかも知れません。対応をするもしないも自由なので、その結果も平等になります。
 
*今日は9時半から日本弥栄の会主催の健康博が開催されますので、そろそろ出発します。今日は日向先生、鶴見先生、篠浦先生がご講演されますので、とても楽しみです。世界トップの内容を聴くことができますので、大変楽しみです。名古屋からも4名のひふみ仲間が来られますので、4月21日の神社巡りについてお話ししたいと思います。
 
 
  
 
 
 
・学問道場

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