日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

ベランダ農園で始めての収穫です(嬉)

2009-05-10 20:40:09 | 農業
 4月12日にホームセンターからミニトマトやなすなどの苗を買ってきて、ベランダ農園を始めましたが、丁度1ヶ月が経ち、今日始めての収穫となりました。
 ロロロッサというサニーレタスの仲間を収穫しました。夕飯にサラダでいただきましたが、かなり苦くてびっくりしました。家内も息子も苦さにはびっくりしてましたが、自分の家のベランダで採れた葉っぱなので、文句も言わずに食べてました。このロロロッサという種類は、シャキシャキ感と苦さが特徴とのことなので、その良さが十分に出ていたということのようです(笑)。

 苗からのスタートでしたが、1ヶ月で食べられるというのはかなり早いと思いました。また、自分の家のベランダで、無農薬・無肥料で育った野菜にはとても愛着が湧くものだと思いました。昨年もミニトマトは無農薬・無肥料で収穫しましたが、今年は気合が入っていたので、喜びもひとしおです。ピーマンもそろそろ食べごろなので、明日かあさってには収穫したいと思います。
 ミニトマトとなすは花が咲いているので、そのうちに実を付けると思います。肥料も除草剤も使っていませんので、とても簡単です。毎朝少し水をあげるだけですから、手間は1分くらいです。後は野菜たちが、日光を使って光合成してくれるので、全く手間要らずです。

 夕方は、先日収穫しておいたフキを煮ました。フキは毎年庭先に、勝手に生えてくるので、これも楽しみの一つです。昨晩茹でておいて、そのまま鍋で一晩置いておいたので、スジもすんなりとむけました。連休に実家に帰った際に、母にフキの調理の仕方を習っておいたので、簡単にできました。うす味にしたので、フキの風味がよく出ていました。自宅で季節を味わえるのは、とても幸せなことだと改めて感じました。これからは、他の野菜も実を付けてくれる時期なので、収穫の回数も増えてくると期待しています。

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無理してポジティブになろうとしなくてもOK!

2009-05-10 08:44:43 | 船井幸雄氏
 ポジティブに生きることが良いことだと、今まで普通に考えていましたが、無理してポジティブに生きようとすると心が疲れてしまって、かえって良くない場合もあるとのことです。何事も、「過ぎたるは及ばざるが如し」ですね。自然体でポジティブになれれば、それは悟りの境地のようなものでしょうか(笑)。ほおじろ氏は、「あまり頑張らなくてもOK」と言われているので、気持ちが楽になりますね。

<記事転載>
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 「無理してポジティブになろうとしなくても」

2009.05.01(第61回)
         ほおじろ えいいち

 ポジティブな感情は健康と長生きの秘訣であることが示された研究があります。アメリカ南西部出身で65歳以上のメキシコ系アメリカ人2,282人を対象にして行われた調査です。はじめに心理テストをしてその人のポジティブ度合いを調べ、それから2年間にわたって追跡調査をしました。その結果、ポジティブで幸せな人が死亡したり、その2年間で病気にかかった割合は、そうでない人の半分だったと言うのです。

 ポジティブな人の生きる上でのメリットを示す研究は、他にいくつもあります。ポジティブな人はネガティブな人よりも成功経験や良いことを明確に覚え、失敗や悪いことはすぐに忘れてしまうというもの。さらに、仕事の上でもポジティブな人の生産性は高く、また報酬も高い傾向にある。幸せな人は危険にさらされても、健全な予防処置を取ることができる。またポジティブな感情は子供の社会性を育てるといったものです。

 こういった研究成果を知ると、今の自分を変えて、もっとポジティブにならなければいけないと思う人は多いでしょう。あまりに多くのネガティブな出来事や不安をかき立てられる出来事にあふれる現代社会に生きているとなおさらです。映画「崖の上のポニョ」が大ヒットしたのも、そんな時代背景があったのでしょう。この映画を製作した宮崎駿さんも、制作意図を「神経症と不安の時代に立ち向かうため」と公式サイトに書いています。もはやポジティブでなければ安心して暮らせないほどの時代になってしまったのでしょうか。

 それゆえに(?)、ポジティブであり過ぎるることの問題が見過ごされやすい傾向もあります。その1つは、すべてのことに対してあまりに楽観的になり過ぎると、現実を正しく見つめられないこともあるという点です。イソップの寓話「アリとキリギリス」の、キリギリス状態ですね。冬が来ても食べ物がなくなることなどない。自分の人生はすべてうまくいくのだと楽観し、キリギリスは恋の歌を歌ってばかり。しかし、現実に冬が来ると、食べ物はどこにもありません。

 また、過度なポジティブ思考の人は、かえってうつ病などの心の病になりやすいことがわかってきたといいます。彼らは一見前向きのようでいて、実は大きなストレスを感じているようです。それなのに無理にストレスなど感じていないように振舞っているので、正直な心は赤信号を発しています。つらい現実を受け止められない不安の強い人は、つらい気持ちを否定し、強がる傾向にあるともいいます。つまり理性で強制的にポジティブな思考をしようというのでしょう。つらい現実に先手攻撃を打って自己防御をはかるわけですが、そういうことを続けていると心が疲れてしまいます。

 とてもポジティブで、好きな仕事をバリバリとこなす社長さんなどにありがちな落とし穴もあるといいます。自分は好きな仕事をしているのだからストレスなどないし、身体も壊すはずがないと信じ込んでいる場合です。それで自分が健康を壊すことがあれば自分の責任で済まされますが、そういう人はえてして部下たちに同じようなポジティブ思考を押し付けてしまいがちです。部下たちは、社長さんほど仕事が好きなわけではないし、ポジティブになれないことも多いので、疲れてしまうのです。

 人間の心とは、微妙なものです。時と場合によって、ポジティブな感情エネルギーも、ネガティブな感情エネルギーも自然に発生してくるものなのです。また人により、思考形態や心の傾向もみな違います。目標を掲げて、その達成に向かって頑張れる人もいれば、目標をかかげた途端にやる気が失せてしまう人もいます。自己啓発本や成功本などでしばしば「ポジティブにならなければいけない」と説かれますが、そこには大切な視点が欠けていると指摘する専門家もいます。すべての人がいつでも本の著者と同じようにポジティブになれるわけではないというのです。

 そういう人が無理にポジティブになろうとして頑張ると、どういうことが起こるのでしょう。たとえばこのコラムで何回かご紹介したロシアのもと量子物理学者ゼランドは、「過剰ポテンシャル」が発生するといいます。ポジティブになろうと力めば力むほど、不必要で過剰なエネルギーが心にたまっていく。「ポジティブであること」に大きな意義が与えられ過ぎた結果です。そして、自然の法則として、過剰なエネルギーを解消する作用が起こってしまうというのです。ポジティブになることなどできなくなってしまうわけです。

 力まないで、あくまで自然体でポジティブになれるのが一番良いのでしょう。それにはポニョの映画を見るのも1つの方法かもしれません。イヤシロチなどに行って美しい自然を眺め、その素晴らしいエネルギーで心を清めながら、気がついたらポジティブになっているというのも良いかもしれません。私はヒーリング・エネルギーの研究を始めて5年くらいになりますが、つい最近、自然に心が軽やかにポジティブになってゆくようなエネルギーを手に入れることができました。そういうエネルギーを浴びると、無理してポジティブになろうとしなくても良いのです。もしかすると、これも一つの解決策なのかもしれません。


   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

★無理してポジティブになろうとしなくてもよいエネルギーについての詳細は、こちらから。
  http://www.eiichihojiro.jp/coconi/item/coconi_03_OneFineDay.html


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 ●船井幸雄.com
  http://www.funaiyukio.com/spilitual/

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日本人には肉類禁物ぢゃぞ。 豚インフルエンザは天からの警告?

2009-05-09 13:08:30 | 日月神示の実践
 中矢伸一氏が豚インフルエンザは天からの肉食への、警告ではないかと言われていますが、私もずっとそのように考えてきました。
 BSEが発生したときには、私はまだ日月神示については知りませんでしたが、肉食はどうも人間には合わないのではないかと、何となく考えていました。その後鳥インフルエンザが発生した際にも、やはり人間は肉食には向いていないのではないかと、おぼろげながら感じていました。その後日月神示に出会い、はっきりと肉食は禁止だと言われ、妙に納得したものでした。
 牛→鳥と来て、今回は豚での病気です。豚インフルエンザは、豚肉を食べたって感染するものではない、とマスコミは言ってますが、確かに豚肉を食べたからといって直接は感染はしないと思います。しかしながら、それは肉食禁止を示唆しているのではないかと私は思いました。
 私は、昨年の7月に日月神示に出会って以来、肉類は食べていませんが、いたって健康です。五穀・野菜を主に食べてますが、とても美味しく満足しています。肉が食べたいのに、我慢しているという状態ではなく、肉は全く食べたくありません。(元々肉が嫌いだったので、当たり前ですが 笑)。

 
「日本人には肉類禁物ぢゃぞ。今に食い物の騒動激しくなると申してあること忘れるなよ。
今度は共食いとなるから、共食いならんから、今から心鍛えて食い物大切にせよ」

 ●中矢伸一氏の今週の一言
  http://www.nihoniyasaka.com/
コメント (2)
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にんげんクラブ全国大会 ユーチューブ

2009-05-08 07:20:04 | 船井幸雄氏
 2月7日に開催されたにんげんクラブ全国大会の模様が、ビデオで見ることができます。大下氏、佐藤氏、船井氏の講演はとても得るものがあります。特に船井氏の講演はびっくりの内容です。

・QESを使い、田んぼのイナゴを近づけさせないことが可能

・生体エネルギーを使い、1年草のナスを翌年も持たせることが可能

これは一部ですので、ユーチューブをご覧ください。

●にんげんクラブ ビデオ
 http://www.saiwaijyuku.gr.jp/index.php?z090207   

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占領軍の米国将校に教えを説いた中村天風氏

2009-05-07 06:54:34 | 船井幸雄氏
 船井幸雄にんげんクラブに、中村天風氏が敗戦国の民間人であるにもかかわらず、米軍の将校たち250人を前に、教えを説いたことが載ってます。敗戦国の民間人が戦勝国の高級将校に、教えを説くなとどいうことは、その当時はありえないことだったそうです。

<記事転載>
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 「最近参考になった本」
                                                 2009年4月28日
                                                 船井幸雄

 3月末から4月にかけて、私は具体的に中村天風さんの生き方、

考え方を書いた本を数冊読みました。

2月から3月にかけて『聖書の暗号』
の本を読み、研究していましたが、

「聖書の暗号」の中に私と天風さんとの関係が出ており、

どうしても天風さんの思考や行動のポイントを知りたかったからです。

 それらは、天風会から1988年に出た『天風瞑想録』を筆頭に、

おおいみつる著『ヨーガに生きる』(‘88年 春秋社刊)や天風さんの著書の『安定打坐考抄』

(’65年 天風会刊)をはじめ、天風さん述の『成功の実現』(‘88年刊)、

『盛大な人生』(’90年刊)、

『心に成功の炎を』(‘94年刊)などの日本経営合理化協会刊の本などです。

 この天風さん述の本は、それぞれ400ページを超える大著です。

 おかげで、ヨーガの考え方、天風さんの生涯、思考法や行動のポイントを再認識しました。

というより、心底からよく理解しました。

というのは1980~95年にかけて、天風さんのことを、かなり研究していたからです。

理由は天風さんの高弟であった山中さん(松屋、東武百貨店などの社長、会長だった人)や

上原国男さん(そごう美術館の館長だった人)から

「船井先生は天風さんそっくりですよ。どうしてこんなに似てるのかな」とよく言われ、

多くの資料などをいただいたからです。

 ところで今回、天風さんの本などを、あらためて読み、

私が昔は、天風さんの真に言いたかったことを、一つも分っていなかったことが分りました。

 今度は、はっきり分ったと思っています。

 というのは以前の私は、健康で、人生苦をあまり経験していなかったからです。

 天風さんの思考、行動は彼の病気の経験を知らねば分らないということも、

ここ2年余の自分の病気からはっきり分りました。

 ここで、中村天風さんとは、どんな人かを少し述べておきます。

 1876年(明治9年)生まれで、1968年(明治43年)に亡くなられた人で、

日本人ではじめてヨーガの悟りを得た武人、気の達人、哲学者と言ってもいいと思います。

接する人をすべて感動させたと言われています。

前述の、おおいみつる著『ヨーガに生きる』の中には以下のような文があります。

 昭和二十二年、秋のことであった。

敗戦からちょうど二年、いまだ日本の国内はその混乱がつづき、

極端な食糧不足に悩まされていた。

人々は食べる物を求めて闇市に群がり、

住むところとて焼け跡の仮住まいがつづくという具合いであった。

 そうした時に、東京の中心街とも言うべき有楽町で、一見奇妙なと言うか、

当時の世相からはおよそ考えられぬ、一つの集まりがあったのである。

 それは、占領軍である米軍の将校たちが、一人の日本人を招いて、

ある種の勉強会のようなものを開いたのであった。

この頃の有楽町界隈は、主要な建物はすべて接収され、

マッカーサーの司令部をはじめとし、対日理事会や豪軍その他の司令部も置かれ、

帝国ホテルは彼ら専用の宿舎であったし、劇場とて、主だった劇場はほとんど彼らが使用していた。

したがって、街は米軍などの将兵でいつも溢れていたのだが、

彼らの豊かさにくらべ日本人の汚ない復員姿などは、いかにもみすぼらしいものであった。

その惨めさは、物の貧富という面だけでなく、精神的にも勝者と敗者の差は歴然たるものがあった。

 「日本人の精神年齢は、十三歳」

 などと言われても、反論の一つも出ないという無気力さで、とにかく、

この頃の日本人は、物心ともに打ちのめされた状態に置かれていたのであった。

 そうした世相の中で、劣等民族、と彼我ともに認めていた日本人から、

米軍の将校たちが何かを学ぼうというのは、ちょっと聞いただけでは、

奇妙な現象としか映らなかった。

 まして、人間観・世界観について教えを乞うなどということは、

誇り高き戦勝国の軍人と、敗戦国の民間人という、その立場だけを考えても、

本当とは思えなかったのである。

 それが、佐官以上の高級将校多数を前にして、

小柄な一人の日本人が、諄々(しゅんしゅん)として人間のあり方を説いたのだから、

当時としては、まったく破格と言うほかはなかったのである。

 ヨーガという言葉が日本で一般的になったのは、戦後のことで、

それ以前には、専門家ならともかく、ほとんど知られてはいなかった。

しかし欧米では大正時代からすでにかなり知られていたのであった。

 それは、ラマチャラカなど有力なヨギが、インドから欧米に渡っていたからだが、

それでも、禅と同じように、東洋の神秘的な哲学との印象は深かったであろうし、

したがってその理解にも手を焼いたであろうことは容易に察しがつく。

 そして、日本へ進駐して来た米軍将校の中にも、ヨーガの体験者はいたであろうし、

また関心を抱く人もいたにちがいない。そしてその有志たちが、

関東に進駐していた米第八軍の司令官アイケルパーカー中将を動かし、

日本にただ一人存在するヨギ、中村三郎を招いてのヨーガ勉強会を開くまでになったのである。

 それにしても、インド人や欧米人の講師を招くというならともかく、

日本人から教えを受けようというのは当時の雰囲気からして、

これもかなり勇気ある決断であったと言ってよい。

 対日理事会にはインド人もいたことであるし、

アメリカにはヨーガの教師はいくらでもいたのである。

 講習会は連日、二百五十人からの将校たちが熱心に受講した。

会場は高級将校のクラブとなっていた毎日ホールであった。

 毎日ホールは有楽町駅のすぐ前にあった。今日では、そのすべてが移転して、

有楽町界隈には、新聞社は一社もなくなってしまったが、以前は、有楽町と言えば、

まず活字とインキの匂いが漂う街であり、大きな輪転機の回るさまが、

外からもよく見えたものである。

 その毎日ホールでの講習も、七日目を迎え、次第に佳境へと入っていった。

 中村三郎は、若い頃、コロンビア大学の医学部に留学しており、

英語の方はきわめて堪能であった。

とは言っても、長い間会話は遠ざかっているから、聞きにくいところはあったであろうが、

それでも、歯切れのよい日本人的な発音が、

むしろこうした種類の内容とは合っていたのかもしれない。

なかなか好評だったのである。

 また、聞き手の質もよかった。有志の軍人はもちろん、総司令部や各軍の司令部には、

哲学的造詣の深い文官や、東洋文化を専門とする学者なども配属されていたから、

それらの参加者も、俗語(スラング)とはあまり縁のない人々であった。

こういう人々には、古典的な正統英語が向いていたのであろう。
                                                (転載ここまで)

 皆さんもよろしければ、ぜひ前述の本のうち1冊くらいはお読みください。

ただ、まず『成功の実現』、『盛大な人生』から読まれるのをお奨めします。

これらは次元のちがう天風さんの考え方が、だれにも易しく読める本だからです。
                                                  =以上=
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付きあっていいアドバイザー、付きあわないのがいいアドバイザー

2009-05-06 21:57:37 | 船井幸雄氏
 船井幸雄氏はコンサルタントのプロですが、そのプロの長年の経験から捕まれた真理というべき内容が書かれています。なるほどと、頷く内容です。

<記事転載>
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 「付きあっていいアドバイザー、付きあわないのがいいアドバイザー」

              船井幸雄

 私たちは何かに迷った時、困った時、病気になった時など、だれかに相談するものです。それは、お医者さんであったり、コンサルタントであったり、霊能者や易者であったり知人であったりします。
 私は、そのようなアドバイスの世界に何十年も身をおいてきました。その経験から正直に言いますと、絶対に以下のようなアドバイザーと付きあうべきだと思います。

1.相談する人の考え方をポジティブにしてくれるアドバイザー
2.相談する人を、積極的に前向きに生きるようにしてくれるアドバイザー
3.相談者の恐怖心、心配、不安感などを無くしてくれるアドバイザー

 ……です。そして、つぎのような態度の人とは、付きあわない方がいいようです。

1.抽象的な分りにくいアドバイスしかしない人
2.謙虚でない人
 (1)いばる人、自慢する人
 (2)威圧的な人
 (3)差別的な発言をする人
 (4)命令的な人
3.冷たい人
4.暗い人
5.否定や批判や非難をよくする人

 いまのところ医師もコンサルタントも易者や霊能者などを見ましても、その大半は、アドバイザーとして適していない人たちが多いように思いますので、充分に注意して、自分を強めてからアドバイスをたのんだ方がいいように思います。
 アドバイスを受けることによって、かえって困難な状態になることも多いので、その点は充分に気をつけてください。
 以上はあくまでも私の見解なので、まちがっているかも知れませんが、実経験から出た答です。アドバイスを受ける人もする人も充分に、私の言いたいことを御検討、これから対処してください。よろしく。
                                           =以上=

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 確かに医者などは、いばっていたり、説明をほんとんどしなかったりとあまり親切な人には会ったことがありません。唯一私が20年来行っている三鷹の歯科医は、親切で説明をきちんとしてくれる大変良い先生です。
 患者は病気で困っているわけですから、親切に説明してくれると大変安心できるものです。確かに医者は激務できつい労働環境なので、患者をこなして行くだけで精一杯なのかもしれませんが。医師の労働環境を小泉構造改革以前に、せめて戻せれば多少良くなると思いますが、それ以上に抜本的な改革が急務だと思います。

コメント (2)
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神さま(?)との付き合い方

2009-05-04 08:17:41 | 船井幸雄氏
 神さまからのお告げだから聞きなさいと、見知らぬ人が船井幸雄氏を訪ねてきたそうです。アポなしで突然自宅に来るというのは、そもそも非常識ですから、そのような神さまは怪しい神さまだと、私は思います。
 私の周りには、神さまの声を聞いただの、天使の導きがあったなどという霊的なことを言う人はいませんが、もし船井氏を訪ねてきたという霊的な人に私が出会うことがあっても、下記の船井氏の判別方法で対処したいと思います。
 中矢伸一氏も言われていますが、そもそも神さまが直接人間を導くということは、無いとのことです。そういう霊的現象の類は、99.9%が邪霊の影響とのことです。私はそういった霊的なことには全く無縁なので、実体験としてはコメントできませんが、実生活を無視したような言動には注意が必要だと思いました。

<記事転載>
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 「神さま(?)との付きあい方」

               船井幸雄

 4月27日のこのページで、「アドバイザーとの付きあい方」を書きました。
 その日から、多くの質問や感想が送られてきて、びっくりしました。
 その中でも多かったのは、「神さま(?)との付きあい方についての質問」でした。
 一般に霊能者やチャネラーは「神さまからの伝言」など(?)を取りついで教えてくれます。それは高次元存在からのメッセージとも言えます。
 私には多くの霊能者やチャネラーの友人がいますから、よく彼らから「こんなメッセージが来ましたよ」と教えてもらいます。いまのところ、そのほとんどは、それなりに参考になります。ありがたいと思っています。
 それは、情報源がどんな神さま(?)や存在か?…ということと、霊能者やチャネラーの人間性から考えて、安心できるメッセージか否かを長年の経験からほとんど正しく判断して、上手に付きあえるようになったからだと思います。

                 *   *   *   *   *   *

 ここ2ヵ月くらいの間にあった私に関する二つの実例を話します。
 2月に1回、そして3月に1回、私宅へ見知らぬ人が突然訪ねて来ました。アポイントもなく突然来て、私に会いたいというのです。「神さまが船井幸雄に伝えたいメッセージがあるというので来ました。会ってほしい。そしてメッセージを聞きなさい」ということでした。
 2回とも同一の神さま(?)からの伝言らしいのですが、来た人は別人だったということです。
 もちろん、私は不在だったので会っていませんが、応対した私の家族が「困った。びっくりした」と言っていました。
 アポイントもなく、家まで訪ねてきて面会を強要し、しかも「聞きなさい」なんてことは非常識なので、そのことを知り、私もびっくりしたのですが、神さま(?)や、メッセージを伝えようとする人には、時々、このような非常識な方もいるようです。
 もう一つ実例を言います。
 4月に入ってからのことです。見知らぬ主婦の方から永いお手紙をいただきました。
 「私は、数年前から突然神さま方からメッセージを受けるようになりました。その中に最近、船井幸雄さま宛てのメッセージがあり、どうしてもお伝えしなさい…といわれますので。まずこの手紙を送ります。お会いいただけませんでしょうか?」という実にていねいな分りやすいお手紙でした。
 そこで4月のある日、東京のオフィスへ、その主婦の方にお出でいただきました。
 明るい人相のすなおな40代の主婦の方でした。彼女を通じてもらったメッセージの内容も、大体分りました。だから「大事なことが、今後メッセージとして伝えられた時は、お手紙でもくださいね」ということにしました。

                 *   *   *   *   *   *

 一般に、こういう「神さま(?)からの伝言」で、私や私の友人たち(よく、メッセージをもらう人たち)が気をつけているのは、つぎのようなことです。

1.意味の分らないメッセージを送ってくる神さま(?)などとは、これからは付きあわない方がよい。
2.「おまえは」「船井よ」などと、一方的な差別語を使って呼びすてにするような神さま(?)とも、付きあわない方がよい。
3.命令したり、形式を要求したり、脅しのことばが入ったり、ネガティブ的な発言のある神さま(?)とは絶対に付きあわない方がよい。

 もちろん、メッセージを伝える人の態度も問題で、それがネガティブで非常識、暗くて、冷たく、しかも人相の悪い人…なら要注意といえるでしょう。
 というのは、神の世界は、すでにポジティブになっていると考えられますし、世の中の存在は神も人間も植物などもすべて存在としては平等なものだからです。だれに対しても、相手を尊敬したコトバづかいの発言が真の神さまなら常識だからです。
 なお、私はどのようなメッセージでも、理解でき、納得できるものなら、そのうえで(分らないのをムリに解釈してはいけません)、メッセージを出す存在から何かの行為を求められる時は、その行為をすることによって、自分だけでなく、世のため、人のためにプラスになり、マクロにみて世の中や人間社会がマイナスにならないか否かを考えてから、行なうか否かを決めることにしています。

                 *   *   *   *   *   *

 以上は、私の見解と判断基準なので、あくまでも、一つの参考にしてもらえればと思います。
 とはいえ、考えることができ、判断することもできるのが人間ですから、人間はすべて自主責任で考え、判断して行動するべきでしょう。
 いたずらに神や他人に頼るべきではないといえそうです。
 また、基本的に神(?)や他人に支配されては、ならないのが人間であると私は思っております。そういう意味で、霊能者やチャネラーとの付きあいも、ほどほどにしておいた方がよいでしょう。
 それに真にレベルの高い神さまは、人間に対してこまごましたメッセージなどはよほどのことがないかぎり直接にはくださらないと考えてよい…と思います。ぜひ、御注意ください。
                                              =以上=     
--------------------------
 ●船井幸雄.com
  http://www.funaiyukio.com/funa_ima/index.asp?dno=200905001

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自然の恵みに上手に手をかける  藤原直哉氏

2009-05-03 07:31:19 | 船井幸雄氏
 『船井幸雄.com』担当の藤原かおり氏が、コメントを書かれています。アメリカも日本もデリバティブバブルの崩壊を何とか止めるべく粉飾していると、藤原かおり氏も言われています。 
 また、このようなことも言われています。「モノの価値のほとんどすべては自然からの恵みです。農作物はもちろんのこと、工業製品でもその素材が本来持っている性質を上手に組み合わせたものですし、サービス業でも人が自然に持つ能力を磨いて商品にしたものです。」と。
 「サービス業でも人が自然に持つ能力を磨いて商品にしたものです。」というところは、特に考えさせられました。私がいるIT業界は、どんな自然の能力を磨いて商品にしているのだとうかと、考えてしまいました。人間の頭脳の一部を機械で実現したのが、コンピュータだと思います。そのコンピュータと携帯電話を連携させるソリューションを開発して、販売していますが、それは自然のどの恵みを磨いて商品にしたいるのだろうかと。その自然の恵みに上手に手をかけることこそが、大事なことなのだと...
 答えはすぐには見つかりませんが、IT業界などはまさに資本主義の権化のような業界ですから、その中で、自然の恵みを提供することはかなり難しいのかも知れません。ただ、よりよい世の中を実現するために、ITにも役割があるのではないかと模索しているところです。電車も自動車も冷蔵庫も洗濯機も、大型、小型のコンピュータで制御されていますので、コンピュータがなければ一切動かなくなってしまいます。電機やガスもコンピュータがなければ家庭にも送られてきませんし、社会のインフラのほとんどは大なり小なりコンピュータのお世話になっています。
 「これから人間はコンピュータ社会を捨て、原始人のような生活を目指せ」とは、日月神示も言っていません。今思うことは、ミロクの世を実現するためには、心あるITが必要なのではないかと考えています。ただ、それをどのように具体的に実現していけばよいかは、今後の大きな課題であると自覚してます。
 自動車業界も建設業界も、不動産、機械、電気、食品、流通、小売、医療、農業、漁業などのそれぞれの業界が、ミロクの世に向かってどのように変わって行けばよいのかを、前向きに模索して行く日も近いと考えています。心ある有意の人たちは、既にその方向に向かって動き出していますので、その流れがやがて大きな流れになって、日本・世界中に広がっていくことでしょう。日月神示にはそのことが書かれていますので、更に勉強・実践をしていきたいと思います。

<記事転載>
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 「自然の恵みに上手に手をかける」

(株)船井本社 秘書室 藤原 かおり

 皆さんこんにちは。駅から会社までの道沿いにハナミズキやツツジが咲き、見ているだけで爽やかな気分にさせてくれます。皆さまいかがお過ごしでしょうか。『船井幸雄.com』担当の藤原です。 

 さて、今年の2月に(株)船井メディアの企画ではじまった、“経済予測の超プロ”の金融マン、朝倉慶さんが行う『朝倉慶の21世紀塾』というものがあります。その中で、毎月だいたい2回発行している『Kレポート ~経済の羅針盤~』というレポートがあるのですが、私はそのレポートの編集を担当させていただいています。
 そのため最近、朝倉さんのレポートを精読する機会が増えたのですが、読めば読むほどいまのアメリカを中心とした世界経済の実情がどれほど大変なものかを知ることができます。デリバティブを中心に借金の額は天文学的に膨らみ続け、いまにも破裂しそうな経済バブル。その崩壊をなんとか食い止めるために、アメリカも日本もまさに後先を考えない、場当たり的なやり方でなんとかその場をしのいでいるに過ぎない現状を朝倉さんは鋭く解き明かします。
 その現状を知ると私自身「いったいこの先、世界はどうなってしまうのだろうか…」と、ちょっと戸惑ってしまいます。そんな時にちょうど目にとまり、爽やかな気分にさせてくれた文章があるので紹介させていただきます。

 それは、経済アナリストの藤原直哉さんが毎週発行しているレポート『藤原直哉のワールドレポート』(669号 09年4月15日号)の中の文章です(このレポートは会社で皆に配ってくれるのです)。

 モノの価値のほとんどすべては自然からの恵みです。農作物はもちろんのこと、工業製品でもその素材が本来持っている性質を上手に組み合わせたものですし、サービス業でも人が自然に持つ能力を磨いて商品にしたものです。ですから価値というものは自然の恵みに人がいかに上手に手をかけるかで決まるものであり、自然の恵みを排除した経済学は根本的にまちがっていると思います。そして上手な手のかけ方というのは手をかけすぎず、かけなさすぎずというところにあり、本来持っている自然からもらった力をギリギリまで発揮できるように手をかけるのが最高の手のかけ方ということになります。20世紀は見た目さえ良ければよいという部分の多い時代でしたが、21世紀は本物の時代です。ということはどんなものでも自然の恵みを十二分に発揮させないと認められないということです。とにかく現代人の生活は何事も本物に接する機会が非常に少ないという状況です。ですから大人も子どももできるだけ意識して本物に接する機会を持つことです。
                       (中略)
 自然の恵みに上手に手をかけると、すばらしい価値が生まれてくる、それが昔も今も未来も変わらぬこの世の真理なのです。そしてどこに向けて手をかけるか、それは自分自身の未来に対する展望、ビジョンが決めるのです。くれぐれもマスコミで世の中の様子をうかがって、周囲に自分を合わせないほうが良いと思います。たいていの場合、マスコミが扇動する大衆行動は悲劇に終ります。扇動された大衆行動には乗らない実力を自分自身が持つことが、21世紀社会で元気よく生きる第一歩だと思ってください。今回ばかりは本当に一人一人が本物になっていかないと、未来を創ることができないのです(転載ここまで)。
 
 いかがでしょうか。最近なんとなく迷いのあった自分に、一つの方向性を示してくれたように感じました。そういえば最近、自然に触れる機会が少なかった気がします。やっぱり自然の持つエネルギーはすごいものがあるな~と、しみじみ感じます。

 ちなみに朝倉慶さんの『Kレポート ~経済の羅針盤~』と、藤原直哉さんの『ワールドレポート』の両方とも船井会長は経済情報としてとても参考にしています。オススメの経済情報だと思います。また朝倉さんは、5月に新刊『恐慌第2幕』(ゴマブックス刊)を発売されます。ぜひお読みください。
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 ●船井幸雄グループの社員のコラム
  http://www.funaiyukio.com/shain/index.asp?sno=200904017

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常に明るく活き活きとして前向きに

2009-05-02 15:18:49 | 船井幸雄氏
 船井幸雄氏がとても元気になる言葉を作ってくれました。
「常に明るく活き活きとして前向きに」というものです。これを標語のようにして、朝晩言うのは効果がありそうです。毎日テレビや新聞のニュースからは、ネガティブな内容ばかりが耳に入ってきてしまいます。そんな時には、この言葉を思い出して気持ちを転換することをやってみたいと思いました。

<記事転載>
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 「明るく活き活きとして前向きに」
                                                 2009年4月21日
                                                 船井幸雄

 つい最近まで、日本の指導者に大きな影響を与えた人が2人いたといわれています。

 1人は中村天風さんです。明治9年生れで昭和43年に故人になられた哲人です。

 もう1人は安岡正篤さんで、明治31年生れ、

昭和58年に故人になられた東洋思想家兼教育者です。

 私は前者のことは、昔かなり勉強しましたが、

後者のことは数冊本を読んだくらいでほとんど知りません。

もちろんお2人と会ったこともありません。

ただ今年の3月から、お2人の著述などを書棚からひっぱりだして読みはじめました。

昔は、時々読んでいたのですが、分らなかったところが多くありました。

しかし、76才になって読むと「なるほどなあ」とほどんと納得させられます。

そこで、ここで少しまとめようと思いました。
 
 安岡先生は、

人間にとってもっとも大事なのは「徳性」という人格だと言っておられるように思います。

 「心の明るさ、清さ、愛したり敬する心、助ける心、人につくすこと、

恩を知ること、恥を知ること、正直、勇気、忍耐などの心がけや行動が習慣、

躾となるのがよい」というようなことだと思うのです。

 中村天風先生は「心の持ちようがもっとも大事で、

何があってもプラス発想して楽しく前向きに生きるのが大事だ」

といっておられるように思います。

 お2人の考えを私なりにまとめてみました。(まとめると活用できるからです)

 「人たる者、常に明るく活き活きとして前向きに」と私流にまとめました。

これはカンタンですが、うまく活用できます。

 夜、眠る前「きょうも明るく、活き活きと前向きに生きました。ありがとう」と言い、

何も考えずに横になります。すぐ眠りに入れます。

 朝は「きょうも明るく活き活きとして前向きに生きます」と言ってとびおきます。

実にさわやかです。ぜひよろしければやってみてください。
                                                       =以上=
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上昇、やがて、壊死する株式市場  これが資本主義崩壊の始まり

2009-05-01 07:40:24 | 船井幸雄氏
 朝倉慶氏は、株式市場はこれから国家管理に入り、今後は大きく市場は動かなくなり、その結果、市場は<死に体>となって、壊死していくと言われています。
 株式市場が国家管理になるということは、資本主義の事実上の崩壊になります。共産主義のように国家が株式を管理するということになるのでしょうか。強欲資本主義が滅ぶことは、人間にとっては良いことだと言えると思いますが、国家が管理するのも問題があると思います。資本主義でも共産主義でもない社会を、これからは模索し構築していく必要があると思います。プラウトなどもその新しい社会のモデルではないかと思います。

<記事転載。
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 「上昇、やがて、壊死する株式市場」
                  朝倉 慶
                  2009.04
 世界中の株式市場が堅調な動きになっています。また、日本の政府は景気対策とともに、今回、50兆円に上る株式の緊急時の買い付けに対しての法案を通す予定です。これで一体、株式相場はどうなっていくのでしょうか?

株式市場は国家管理となって、やがて壊死していく!?
 結論的に言いますと、今回の世界的な株式市場の上昇は、大勢、下げ相場の中にあって最大のものになる可能性が高く、短期的には、日経平均10,000円以上を目指して、上昇していくでしょう。世間やマスコミで<景気回復>の文字が踊るまで、その動きは続くかもしれません。そしてその後は反落して落ち着き、やがて国家管理となって大きくは動かなくなる。その結果、市場は<死に体>となって、壊死していくというように考えたほうがいいと思います。
 今年の予想として、日経平均4,000円の可能性などを考えていましたが、そのような動きは消えたと思います。今回の50兆円に上る買い支えの効果は、政府が本気で行おうとすれば、機能する形になっています。公的資金を使って、日経平均7,000円のラインを攻防戦にして必死の買い支えをしてきた日本政府ですが、今回の法案通過によって、いよいよ大手を振って株の買い支えができることになりました。
 約280兆円(東証1部)の時価総額に対して、その浮動株(市場に出回る株式。大株主など、動かない株を除く)は2~3割程度だと思われますが、(今回の50兆円で)そのほとんどを買うという政策は強烈です。アナウンス効果もありますが、実質発動された場合も効くと思われます。この金額から考えて、株式の底割れはなくなったと考えるべきでしょう。
 これはもう実質的な資本主義の否定であって、この市場否定の咎(とが)めはやがて強烈にやってくることになりますが、当面の株式相場の展開を考えますと、今回上げに入っていますが、この上げ基調が一段落して、落ち着いた後に、全く相場としての機能を失い、魅力のない、動かない、息をしない相場となっていくでしょう。今はまだわからないでしょうが、やがて参加者は消えていくでしょう、統制された相場は、もう相場ではなく、ただの管理された値段が存在するだけです。

 公的資金は昨年10月から6兆円近い買い付けを行いました。この額は、外人売りに対応したものであって、この間、この公的資金しか日本の相場には頼りになる買い手はいなかったのです。あれだけ強烈な売りを支えた6兆円をはるかに上回る50兆円の買い支え資金ですから、これはもうはっきり言って国家による相場管理です。自由な市場というものは実質否定されたと言っていいでしょう。言い換えれば、このような強権を発動しなければ、国がもたないという判断に至ったということです。そして「日本国を守る」という大義名分のもと、資本主義の根幹である株式市場の国家管理を始めたということになります。その金額から言って、この国家管理は機能しますので、株式市場は国家の管理のもとに値段が形成されていくでしょう。その結果、やがて多くの人々はこの国家管理の状態を知ることになるでしょう。そうすると、市場は(本来それが持つ)ダイナミックさを失い、誰からも見向きもされなくなっていくでしょう。管理された相場であるならば、管理する側(ここでは国家ということになりますが)、その国家の意志を具体的に正確に把握できたものだけが儲かる相場となるのです。どこで国家が買いに入るのか? どこで国家が売りに回るのか? その情報に一番早く、正確にアクセスできる官僚だけが儲かるすべを知ることになるでしょう。
 従来ですと、業績がどう変化するのか? 世界経済はどうなるのか? 日本企業の行く末は? 個別的に、その会社はどうなっていくのか? という観点から投資されるのですが、そんなことは今後は、値段を決める要因とはならないでしょう。

いまは株式市場が死ぬ前の〈最後の一花〉と考えた方がよい
 現在相場が上げに入り、いかにもダイナミックに動き始めたように感じますが、これは、株式市場が死ぬ前の<最後の一花>といった方がいいでしょう。今、自由な相場の中で、最後に動いていた<売り方>、売って儲けようと勝負をしていた投資家達がこれから最後の決済に向かって、損失を出しながら買い上がっていく展開です。
 それが、今までの反動としていかにも激しい形となって出てきますので、活発な状態になっているというわけです。そしてその状態から堅調な相場と見て、折からの景気回復を期待する人々の追随する買い付けも出てくるでしょう。資本市場最後の自由な相場として、派手な上げを演じるかもしれません。
 そしてやがて、宴の後には、国家の管理が始まりますので、しばらくは下がらないでしょうが、下がってきた場合の下値のめどは、日経平均の7,000円です(これも国家の意志によって水準が上がるかもしれません。法案に基づいてETF(上場投信)の買い付けを国家が行い始めたところが下値となります)。
 そして上値ですが、現在、売り方の買い戻しを中心に、かなりの上げ相場が展開されていますが、この上げも、国家の意志、今回の場合は、年金資金が買った6兆円という大量の株の買い付けが、どこのラインで本格的に市場で売りに出されるのか? の一点にかかってくると言っていいでしょう。

 今のところ国家としては、上げ賛成の姿勢ですから、一応はまだ公的年金の売りも出てこないでしょう。今回、買い支えた大量の株をしっかりしまっている形となっていますので、急激に潮目の変わった相場において、取り残された売り方の買い戻しは終わっていませんので、まだ、国家の都合通りに株式相場は上を向いていくことでしょう。これは、完全な管理相場の始まりになりますので、いわゆる5月危機(=決算が悪いので、また株式市場が急激に売られ、暴落する)と言われる、大きな波乱はなくなったものと思われます。あっても多少の波乱で収まるでしょう。
 これまでのごまかしの政策、不良債権隠しの時価会計凍結、ストレステストという茶番、常軌を逸した景気対策、不良債権の国家による買い取り、国債という借金の乱発、すべてが一旦は機能する形となりました。日本におけるこの株式市場の管理なども、似たような、その場しのぎのインチキ政策ですが、世界中これらの、粉飾、騙しの大きな波は収まりません。うわべだけ繕って、とりあえず一時的には危機の先延ばしに成功しているようです。もちろん、そのことが新たな世界中の悪性インフレという、収集のつかない大混乱へと向かう道にしかすぎないことは明らかなのですが、マグマをさらに溜め続けて、爆発を待つという形になりつつあるようです。

(※朝倉慶氏は、(株)船井メディア発行の『Kレポート ~経済の羅針盤~』でも詳しい経済レポートをお届けしています。よろしければご購読ください。)
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