日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

無理してポジティブになろうとしなくてもOK!

2009-05-10 08:44:43 | 船井幸雄氏
 ポジティブに生きることが良いことだと、今まで普通に考えていましたが、無理してポジティブに生きようとすると心が疲れてしまって、かえって良くない場合もあるとのことです。何事も、「過ぎたるは及ばざるが如し」ですね。自然体でポジティブになれれば、それは悟りの境地のようなものでしょうか(笑)。ほおじろ氏は、「あまり頑張らなくてもOK」と言われているので、気持ちが楽になりますね。

<記事転載>
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 「無理してポジティブになろうとしなくても」

2009.05.01(第61回)
         ほおじろ えいいち

 ポジティブな感情は健康と長生きの秘訣であることが示された研究があります。アメリカ南西部出身で65歳以上のメキシコ系アメリカ人2,282人を対象にして行われた調査です。はじめに心理テストをしてその人のポジティブ度合いを調べ、それから2年間にわたって追跡調査をしました。その結果、ポジティブで幸せな人が死亡したり、その2年間で病気にかかった割合は、そうでない人の半分だったと言うのです。

 ポジティブな人の生きる上でのメリットを示す研究は、他にいくつもあります。ポジティブな人はネガティブな人よりも成功経験や良いことを明確に覚え、失敗や悪いことはすぐに忘れてしまうというもの。さらに、仕事の上でもポジティブな人の生産性は高く、また報酬も高い傾向にある。幸せな人は危険にさらされても、健全な予防処置を取ることができる。またポジティブな感情は子供の社会性を育てるといったものです。

 こういった研究成果を知ると、今の自分を変えて、もっとポジティブにならなければいけないと思う人は多いでしょう。あまりに多くのネガティブな出来事や不安をかき立てられる出来事にあふれる現代社会に生きているとなおさらです。映画「崖の上のポニョ」が大ヒットしたのも、そんな時代背景があったのでしょう。この映画を製作した宮崎駿さんも、制作意図を「神経症と不安の時代に立ち向かうため」と公式サイトに書いています。もはやポジティブでなければ安心して暮らせないほどの時代になってしまったのでしょうか。

 それゆえに(?)、ポジティブであり過ぎるることの問題が見過ごされやすい傾向もあります。その1つは、すべてのことに対してあまりに楽観的になり過ぎると、現実を正しく見つめられないこともあるという点です。イソップの寓話「アリとキリギリス」の、キリギリス状態ですね。冬が来ても食べ物がなくなることなどない。自分の人生はすべてうまくいくのだと楽観し、キリギリスは恋の歌を歌ってばかり。しかし、現実に冬が来ると、食べ物はどこにもありません。

 また、過度なポジティブ思考の人は、かえってうつ病などの心の病になりやすいことがわかってきたといいます。彼らは一見前向きのようでいて、実は大きなストレスを感じているようです。それなのに無理にストレスなど感じていないように振舞っているので、正直な心は赤信号を発しています。つらい現実を受け止められない不安の強い人は、つらい気持ちを否定し、強がる傾向にあるともいいます。つまり理性で強制的にポジティブな思考をしようというのでしょう。つらい現実に先手攻撃を打って自己防御をはかるわけですが、そういうことを続けていると心が疲れてしまいます。

 とてもポジティブで、好きな仕事をバリバリとこなす社長さんなどにありがちな落とし穴もあるといいます。自分は好きな仕事をしているのだからストレスなどないし、身体も壊すはずがないと信じ込んでいる場合です。それで自分が健康を壊すことがあれば自分の責任で済まされますが、そういう人はえてして部下たちに同じようなポジティブ思考を押し付けてしまいがちです。部下たちは、社長さんほど仕事が好きなわけではないし、ポジティブになれないことも多いので、疲れてしまうのです。

 人間の心とは、微妙なものです。時と場合によって、ポジティブな感情エネルギーも、ネガティブな感情エネルギーも自然に発生してくるものなのです。また人により、思考形態や心の傾向もみな違います。目標を掲げて、その達成に向かって頑張れる人もいれば、目標をかかげた途端にやる気が失せてしまう人もいます。自己啓発本や成功本などでしばしば「ポジティブにならなければいけない」と説かれますが、そこには大切な視点が欠けていると指摘する専門家もいます。すべての人がいつでも本の著者と同じようにポジティブになれるわけではないというのです。

 そういう人が無理にポジティブになろうとして頑張ると、どういうことが起こるのでしょう。たとえばこのコラムで何回かご紹介したロシアのもと量子物理学者ゼランドは、「過剰ポテンシャル」が発生するといいます。ポジティブになろうと力めば力むほど、不必要で過剰なエネルギーが心にたまっていく。「ポジティブであること」に大きな意義が与えられ過ぎた結果です。そして、自然の法則として、過剰なエネルギーを解消する作用が起こってしまうというのです。ポジティブになることなどできなくなってしまうわけです。

 力まないで、あくまで自然体でポジティブになれるのが一番良いのでしょう。それにはポニョの映画を見るのも1つの方法かもしれません。イヤシロチなどに行って美しい自然を眺め、その素晴らしいエネルギーで心を清めながら、気がついたらポジティブになっているというのも良いかもしれません。私はヒーリング・エネルギーの研究を始めて5年くらいになりますが、つい最近、自然に心が軽やかにポジティブになってゆくようなエネルギーを手に入れることができました。そういうエネルギーを浴びると、無理してポジティブになろうとしなくても良いのです。もしかすると、これも一つの解決策なのかもしれません。


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★無理してポジティブになろうとしなくてもよいエネルギーについての詳細は、こちらから。
  http://www.eiichihojiro.jp/coconi/item/coconi_03_OneFineDay.html


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 ●船井幸雄.com
  http://www.funaiyukio.com/spilitual/
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