一青窈ジャーナル

ジャーナリズムの中の一青窈/ジャーナリスティックな一青窈

CDでーた 一青窈 アルバム「Key」リリース

2008年03月11日 01時27分15秒 | 一青ジャーナル・作詞
■『CDでーた』(2008年3月号・月刊誌)2頁
           <取材、文・藤井美保>【角川書店】
 

ひとと語録①
“魔法のように家が消えてしまい、何万回も開け閉めしていた扉もなくなった。最初は途方に暮れて、鍵を見つめては、どこかにまた扉が現れるのだろうかと思ったりしてたんです。でも、ある時ふと、思い出がよみがえってくる瞬間があった。それはにおいだったり景色だったり。それが鍵になって、記憶の扉が開いたんですね。その時、鍵さえあれば大丈夫だ。(映画の)『パンズラビリンス』のように壁にチョークで扉を描けば、この世にたくさんある扉を開くことができると思った。そんなふうに、この作品の音や言葉や雰囲気が、何かの扉を開く鍵になったらいいなと。だから『Key』とつけたんです”

ひとと語録②
“つくり終えて、扉を開けるための家を、私は自分でつくろうとしてたんだなと思いました。でも、扉はそこにセットされただけ。すぐに廃屋に戻ってしまうかもしれないので、早くツアーでたくさんの人に聴いてもらいたいんです。扉の向こうにある世界を、現実と感じる力に変えてもらえたら。マジシャンはあなた、みたいなライブになるんじゃないかな”

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