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天皇賞(GI)回顧

2006-11-01 09:07:29 | 回顧
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【馬場】A3週使用→B1週目。内の馬場悪い。前日の雨が残り、若干ノメる。馬場の4分どころ良い。

12.8 - 11.3 - 11.3 - 11.4 - 12.0 - 12.1 - 12.3 - 11.9 - 11.2 -12.5

【展開】インティライミがハナ。2ハロン目から11秒3-11秒3-11秒4と速い流れを刻み、持続性のある流れ。馬群は縦長。後続は2番手にダイワを目標にダンス→スイープ→アドマイヤの順。途中で緩みが見られるも、直線2ハロンで再びスピードアップ。ラスト1ハロンは根性比べ。

早めに先頭へ立つ強気の競馬で、ダイワメジャーが2度目の栄冠を手にした。下見どころから520㌔を超える雄大な馬体は、存在感抜群。以前は、そこで寝てしまう悪態をしたため、2人引きに加えてステッキを持った厩務員が付き添っていた。だが、大人になったメジャーには不必要だった。道中は外枠からポンと好発を決めるとスッと2番手へ。インティライミが速い流れを刻んだため、スムーズに流れに乗る。三分三厘から直線にかけて、他馬の手綱が激しく動く中、持ったままの痺れる手応え。坂を上り切った300㍍地点から満を持して追い出され、左ステッキが入る。そこからは左右の手綱を立て直す鞍上の巧みなアクションに応え、内から迫るスウィフトカレントを寄せ付けなかった。速い流れを、持ったままで追走したようにスピード性能は健在。一度使われて追われてからの反応も素軽くなった。毎日王冠と同じ展開になったのも向いたが、鞍上が完璧に癖を把握したのも大きかった。このあとはマイルCS(GI)の予定。

 GI初挑戦のサマー2000王者スウィフトカレントは直線で勝ち馬を猛追するも、僅かに届かず。鞍上の横山典は、またしてもGI2着となった。道中は速い流れを中団のイン追走。GI特有の速い流れで折り合いは完璧。この流れでもしっかりタメができた。直線も馬場の良い大外へ持ち出すのではなく、極力ロスを避けて4分どころへ。抜群の手応えで残り2ハロン地点から追い出されると、瞬時の加速力でスッと伸びる。勝ち馬の半馬身差まで詰め寄るも、そこから脚色が同じに。鞍上の懸命な右ステッキも実らなかった。それでも、GIで通用する底力を示せた。

 3歳馬アドマイヤムーンはひと夏超えて成長した姿を見せた。道中は縦長の速い流れ中団追走から前のスイープを徹底マーク。直線を向くと、馬場の良い大外へ持ち出す。だが、スイープに被されて進路をカットされ、内へ切れ込む。だが、そこでも前が詰まって再び外へ。コスモバルクと併せる厳しい形となったが、最後まで脚色が衰えることなくしっかり駆け抜けた。春先まではスローの緩い流れで末脚を生かす競馬を持ち味としていただけに、この厳しい流れで末脚を生かせたのは高く評価できる。楽しみ。

 北海道競馬の雄コスモバルクは直線で伸び切れず4着。道中は縦長の速い流れを好位追走。直線を向いて内からダンスに寄られて外へ寄れるロス。そこから懸命に立て直して渋太く応戦するも、4着が精一杯だった。前走のように後方で脚をタメる競馬が合っているのか。

 1番人気に支持されたスイープトウショウはいつもの爆発的な末脚は鳴りを潜め、ジリジリとしか伸びなかった。下見どころでは覇気がなく、前脚の出も窮屈。トモも流し気味。道中は縦長の速い流れを中団追走。余裕十分の手応えで直線は馬場の良い大外へ。だが、今ひとつ伸び切れず不発に終わった。この流れでも末脚を生かせる馬だし、位置取りも問題ない。考えられるのは休み明けを快勝した反動。残念。

 ダンスインザムードは下見どころで外目を落ち着き十分に周回。気配は文句なしだった。しかし、地下馬道→本馬場にかけて、うるさいところを見せて発汗が激しかった。チークピーシーズが逆効果だったか。道中は好発を決めて好位のイン。前走同様、前のダイワを目標に思惑通りの競馬。だが、口を割って力みながらの追走は誤算だった。しかも、インティライミの作る厳しい流れで、ラスト1ハロンは完全に脚色が鈍ってしまった。2000㍍の消耗戦は向かなかった。ゆったり追走したいクチ。

アサクサデンエンは最内枠発走だったが、隣の馬が大外枠発走となり、縦長の速い流れも手伝って揉まれずにスムーズな競馬。直線で良い感じで大外へ持ち出すも、伸び切れず。距離の壁か。それでも、レースぶりは急激に良化した。

 ハットトリックは行き脚つかずソロッと追走。後方でこの馬独自の加速でジワジワ伸びたが、迫力はなかった。距離が長いのか。良化途上。

 サクラメガワンダーは発馬直後の2角で外からダンスインザムードに寄られ、手綱を引っ張るアクシデント。だが、縦長の速い流れを積極的に先行し、馬場の悪い内を通らされながら見せ場を作ったのは評価できる。楽しみ。

 本命視したローエングリンは下見どころで前脚の出が窮屈で気配は平凡だった。道中は縦長の速い流れを4番手ので何とか折り合うも、直線でさっぱり反応せず、最後はバテてしまった。やはり、折り合いを考えるとマイルで脚をタメる競馬が合っているのか。
 
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