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第74回東京優駿・日本ダービー(GI)最終結論

2007-05-27 01:59:26 | 最終結論
東京10R 東京優駿 (GI 芝・2400㍍)
◎ゴールデンダリア
○フサイチホウオー
▲ヴィクトリー
△ウオッカ
×ゴールドアグリ
×ヒラボクロイヤル

【見解】
 世代NO.1を決める東京優駿・日本ダービー(GI)が遂にやってきた。断然人気を背負うのはフサイチホウオー。前走の皐月賞が発馬で出負けし、道中は終始、馬込みに包まれ脚を余してしまった。不器用なタイプ中山も合わなかった。今回は広い府中に替わり、目標のレースで調整も万全。だが、今回はヴィクトリーを追いかける形になるだろう。他馬のマークもきつい。なし崩しに脚を使わされる展開で最後の脚が残っているのか。そこに隙がある。そして、この馬は回りに関係なく最後は左前脚になる。共同通信杯も坂上で抜群の手応えで伸びかけながら、鞍上のステッキにバカつき、逆手前にしたために思ったほど突き放せなかった。前走でステッキに対して真っ直ぐ走っていただけに成長してる可能性はある。2番手に評価を下げた。
 本命は関東の上昇馬ゴールデンダリア。前走のプリンシパルS1着は掛かったビンチェロが作る淀みない流れを離れた6番手追走。直線で外めへ持ち出されると、スッと右手前に替え、鋭い末脚で一気に差し切った。テンにある程度脚を使い、終いは33秒8。勝ち時計1分59秒6も優秀だ。前々走の山藤S1着はスローで馬群が固まる展開を3角からずっと外を通らされる展開。位置取りの差が出やすい流れだったが、坂下でエンジンが掛かると一気の脚で差し切ってしまった。強い。まだ、ソエを気にするところがあり、馬体も一戦毎に減り続けている。条件は楽ではないが、決して攻め馬を手控えられているわけではないし、動きもいい。フサイチホウオーが動く展開をワンテンポ遅らせて直線で爆発させる。決め手はNo.1。
 ヴィクトリーの皐月賞制覇は決してフロックではない。大外枠発走から馬の行く気に任せ2角でハナへ。ここで11秒6と加速する。その後も12秒3-12秒3-12秒3と決して緩んでいない。そして、三分三厘で11秒6と再び加速して後続を突き放す。直線で一旦はサンツェッペリンに先頭へ立たれながら、左手前にスッと替えて差し返した。しかも、3角から直線入り口までずっと右手前だった事実は大きい。着差以上に強かったし、楽な競馬ではなかった。この日の中山の馬場は力が要る馬場だったことも忘れてならない。今回はフサイチのマークが厳しくなることは間違いないが、2400㍍を克服するスタミナを要する。
 紅一点のウオッカは牡馬相手に通用する力を持つ。牝馬離れした馬格を持ち、常にマイルで1分33秒台で駆け、馬なりでスッーと加速する凄まじいエンジンを搭載している。スピード一本調子ではないし、フットワークが大きく、折り合いさえ付けば距離は問題ない。
 夢を見るならゴールドアグリ。一度使われ、攻めの動きが良化している。前走のNHKマイルC惨敗は発馬が良過ぎて折り合いを欠き、先行争いに巻き込まれては万事休す。見直せる。キャリア一戦で集中力を欠きながら新潟2歳Sを一気に差し切った素質馬。タメての競馬で巻き返す。

◎アドマイヤタイトル
前走は坂下で掛かって正攻法の競馬。厳しいレースを経験し、55㌔でグランプリへ。


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