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2022年は客観的な予想を心がけます。

南部杯(GI)回顧

2011-10-11 23:39:20 | 回顧
12.0 - 10.9 - 11.4 -= 11.8 - 11.7 - 11.5 - 12.4 - 13.1=1:34.8
(34.3-23.5-37.0)
 
世界最高峰の舞台で輝いた実力は本物だった。トランセンドが苦しみながらGI3勝目を獲得した。海外遠征明けで半年ぶりの実践。攻め馬は積んでいたが、ハンデはあった。元々、上手くはない発馬地点の芝でモタつく。鞍上が懸命に手綱をしごいて行くも、反応は鈍い。ダート部分に差しかかっても鞍上の手綱は忙しく動く。ようやく3ハロン目から2番手に取り付く。しかし、レースの流れは芝並のハイラップ。3,4角でも息を入れることができず。発馬から一度も息を入れることができず、トランセンド自身はかなり厳しい競馬。4角では早くも手綱が動いて手応えは良くない。並の馬なら完全に馬群に沈むケース。直線に入っても鞍上が懸命に手綱をしごいて馬を持たせる。一旦は外のダノンカモンに差されたが、ゴール前で驚異の粘りを発揮して差し返してしまった。ドバイWC2着の実績は伊達ではなかった。着差以上に強い価値のある勝利だった。

 2着のダノンカモンは好発を決めてスーッと好位の外めに取り付く。今冬のフェブラリーS4着時は、道中のペースに対応できずズルズルと後退してしまったのとは対照的。超ハイペースに戸惑うことなく、道中の追走はスムーズ。直線を向き、一旦は先頭に躍り出るかの勢い。だが、抜け出す時に鞍上のステッキに反抗して尾を振る悪い癖を出す。フワッとした分、ゴール前で差し返されてしまった。

 3着のシルクフォーチュンは道中で行きたがるのを懸命になだめながら後方で脚を温存する。直線で外めに持ち出し、一完歩毎に力強く伸びたが、最後は前と脚色が同じになってしまった。

 ランフォルセは初めて経験するマイルGIの厳しい流れ。追走に脚を使わされた分、最後に伸びるお釣りがなかった。いい経験になった。


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