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2022年は客観的な予想を心がけます。

フェブラリーS(GI) 最終結論

2011-02-19 22:45:01 | Weblog
東京11R フェブラリーS(GI)
◎バーディバーディ
○フリオーソ
▲オーロマイスター
△セイクリムズン
×トランセンド
×ダノンカモン

 本命は4歳馬バーディバーディ。前走の東京大賞典3着は、発馬直後に少し気合いを付けて先団へ。1角で3番手の外めをキープする。その後はフリオーソをマークしながら。3角でスマートが仕掛けてレースは一気にペースアップ。そのペースに対応できず4角で手綱が動いて置かれる。直線はジリジリとしか脚を使えずに3着だった。前々走のジャパンCダート4着は、南部杯5着時に減った馬体が戻ってデキもグンと上向いていた。発馬直後に気合いを付けて2番手を取りに行く。逃げるトランセンドを徹底マークする。4角で馬体を併せに行く正攻法の競馬で直線は先頭に躍り出るかの勢い。だが、坂上で脚が鈍って失速してしまった。積極果敢な競馬で見せ場十分だった。この内容ならマイルへの距離短縮は歓迎材料だし、この距離ならトランセンド、フリオーソよりも分がある。ここ2走は終いの脚が甘くなったが、今度は最後まで踏ん張れる。

 地方の雄フリオーソは中央のスピード競馬でも十分やれるし、何よりここでは実績が断然だ。前走の川崎記念1着は、かなり恵まれたメンバー構成。発馬直後に気合いを付け、スンナリとハナへ立つ。その後はマイペースの逃げを打ち、3角で他馬が競りかけてきて一気にペースが上がる。しかし、余力十分で馬なりのままグングンと突き放す。直線は軽く気合いを付けただけ。あっさりと逃げ切り、ここでは力が違った。暮れの東京大賞典2着は、例によって前へ。外からスマートファルコンがハナを主張してきたために無理せず2番手に控える。道中は2馬身圏内のところでマーク。3角手前では1馬身後方まで迫るも、3角でスマートがスピードアップした時に置かれてしまう。馬なりのスマートに対し、同馬はステッキが入って筒一杯。直線で懸命に脚を伸ばし、ゴール前で少しずつ詰め寄るも、届かなかった。走破時計2分00秒7はダートでは驚異の時計。自身も強い競馬だった。テンに行けるスピードがあって、そこから正攻法で押し切る脚を兼ね備えている。問題は中央のマイル戦になること。昨春のかしわ記念では、スピードに乗り切るまでには時間を要したが、正攻法の競馬でエスポワールシチーと僅差の勝負をしている。問題ない。芝のスタート部分さえ戸惑わなければ十分にやれる。

 オーロマイスターの巻き返しも怖い。前走のジャパンCダート11着は、鬼門の16番枠発走。スーッと馬任せで先行するも、馬群が固まってインに潜り込めず。コーナーでモタれ気味だったし、終始外めを通らされる苦しい展開。4角では早くも手応えが怪しくなり、直線は馬群に沈んでしまった。前々走のJCBマイル10着は外枠から先行するも、前に馬を置けずに道中はなし崩しに脚を使わされる展開。当日は砂厚を調整した特殊な馬場で余計にスタミナを消耗。アラアラ一杯で惨敗した。3走前の南部杯1着は外枠からスッと2番手に取り付くと、折り合いもスムーズ。終始、エスポワールシチーをインに閉じ込める。4角でも完全に封じる。ギリギリまで閉じ込め、直線でゴーサインを出すとグングン加速し、抜群の切れ味で押し切った。ハミを噛む癖があり、道中でいかにリラックスできるかがポイント。だが、府中のマイルで末脚が持続するかには疑問がある。中間はWで長めから意欲的にやられているが、いつもと違う攻め過程は、テンションを高くする危険性を伴う。最終追い切りは、坂路で首を上手く使い、豪快なフットワークを見せてくれたが、一歩間違えば掛ってしまう雰囲気も見せていた。最内枠は、前に壁を作れるという点ではいいが、何かと制約がある枠でもある。スムーズに道中をクリアできれば。

東京10R 初音ステークス
◎レディアルバローザ

 前走の京都牝馬S4着は、勿体ないレースとなってしまった。3番枠発走から道中は無理することなく中団の内めを追走。サングレ同様に馬場の悪い内1頭分は開ける。明暗を分けたのは4角から直線入口にかけての進路だ。本来なら馬場の良い外めへ持ち出したかったが、ベスト、コスモなどに外からびっしりと張られて行き場がない。仕方なく直線を向いてインを突きジュエルとアグネスの間を狙うも、左ステッキでヨレたアグネスに進路を塞がれてしまう。そこから左手綱を引いて立て直して伸びてはいるものの、あまりにも痛い不利だった。スムーズに外めへ持ち出せていたら3着はあっただろう。準オープンの牝馬限定戦では力上位は明白だ。

東京9R セントポーリア賞
◎サクラフローレス

 デビュー2戦目の大器を本命に推す。デビュー戦はスローの緩い流れをスッと3番手の外めを取る。道中は揉まれることなくスムーズな競馬。直線で軽く仕掛けられると、グーンと凄い脚力で一気に後続を突き放した。まだまだ余力十分だったし、決め手はかなりのもの。広い府中で更に前進が期待できる。単勝。