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2022年は客観的な予想を心がけます。

東京新聞杯(GⅢ)調教診断

2011-02-02 23:39:36 | 調教診断
キャプテンベガ】▲ 素軽さ一息
CWを単走で6ハロンから。終いサッと気合いを付けられる程度で逆手前のままフィニッシュ。重心の低い走りだが、素軽さという点では一息でシャープさに欠ける。松田博厩舎とはいえ、久々で速い時計も不足気味だ。

キングストリート】▲ 先着するも
DPで2頭併せの外を6ハロンから追走する形。ゴール前で少し気合いを付けられて僅かに先着するも、手応えでは見劣った。完歩が小さく、推進力に欠ける。あとはもう少し首を上手く使えるようになれば。

ゴールスキー】◎ 動き文句なし
リスポリJ騎乗で、DPで2頭併せの外を6ハロンから追走。逆手前で抑え切れない手応えのまま併走馬を子供扱い。ゴール前で軽くハミを掛けられると左手前に替えてグングン加速。迫力満点の前捌きと首使いで豪快に先着した。これで更にトモに力が付けば凄いことになる。口元が硬い印象で右回りだと外へモタれる癖があり、この日もゴール前は右手綱で調整されていた。その点では左回りは歓迎だろう。ひと息入ったが、仕上がりは万全だ。

シルポート】○ 疲れ皆無
小牧J騎乗で坂路の真ん中を単走でサッと流す。首を水平に使い、スピード感十分のままフィニッシュ。秋口から使い詰めだが、この動きなら疲れの心配は皆無だ。2週連続で速い時計を出し、質、量ともに十分。

スマイルジャック】○ 久々も乗り込み十分
南Wで2頭併せの外を6ハロンから追走。顎をグッと下げ、抑え切れない手応えのまま4角で並びかけ、直線は貫録の先着。ゴール版を過ぎてから気合い付けてフィニッシュ。この馬らしい重心の低いストライドは健在で、四肢も柔らかく使えている。久々になるが、中間は長めから熱心に乗りこまれている。

ダノンヨーヨー】○ 脚力十分
坂路の大外を単走で終い重点。ラスト1ハロンから軽く気合いを付けられると、頭が高くなる。ゴール前で左手前に替えると、左へモタれて右手綱で矯正される若さも見せた。それでいながら余力残しで半マイル52秒2、ラスト1ハロン12秒4は凄い。右手前で登坂している時は迫力満点だった。脚力は示した。今回は左回り。内へモタれる癖は解消されていないが、能力は相当。富士S同様にそれを払拭させるか。

ネオヴァンドーム】○ 馬なりでサッと流す
坂路を馬なりで単走。直線で頭を上げたり、躓いてヨレたりしたが、15-15より少し速い程度なので問題ない。首を上手く使えているし、掻き込みの強いフットワークが目に付いた。ダートでの走りが見てみたい。

ファイヤーフロート】▲ 太め残り懸念
南Pで2頭併せの外を5ハロンから追走。併走馬を手応えで圧倒。顎をグッと引き、四肢を柔らかく使えている点に好感が持てる。だが、それでいながら追われてからの反応が案外だったのは太め残りの影響か。当日の馬体重と気配には注意が必要だ。攻めの雰囲気からは気の良いタイプで久々でも力を出せそうだ。