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東京新聞杯、きさらぎ賞

2011-02-06 12:27:23 | 最終結論
東京11R 東京新聞杯
◎ゴールスキー
○スマイルジャック
△ダノンヨーヨー
△シルポート

単勝①
馬単①⇒⑮
3連単①⇒⑮⇒④⑪

【フラガラッハ】
前走の紅葉S1着は、珍しく発馬を決める。しかし、馬群の中でハミをグッと噛み、持って行かれるようにハナへ。3ハロン目からはハミが抜けて11秒7-11秒8-12秒0とペースを落として脚を溜める。直線で後続を引きつけてからスパート開始。突き放せはしなかったが、何とか押し切った。前々走の1000万戦1着は、発馬で行き脚がつかず道中は腹を括って最後方からの競馬。この日は開幕週で、内の先行馬断然有利の条件。4角から直線も大外へ持ち出すロスの多い競馬。ただ一頭、かなりの距離を走らされながら直線は大きなフットワークでグングン加速。ゴール前で左手前に替えて差し切った。着差以上に強い競馬だった。どうやら馬群のなかに入るとハミを噛む癖があるようだ。現状ではハナを切るか、控えるかの極端な競馬が合う。もう少しフットワークに柔らかみが出るといいのだか。

【ゴールスキー】
前走の阪神C5着は、道中は中団馬群からの追走。発馬直後は行きたがる素振りを見せていたが、何とか我慢。だが、3角に入った途端に外へモタれる。3~4角にかけては鞍上が右手綱を引いて矯正しながらの誘導。これではスピードに乗り切れない。直線に入って左ステッキと右手綱を巧みに動かして追い出すも、ジリ脚だった。阪神の内回りだけにコーナーの傾斜が緩く、いつも以上にモタれが激しかった。前々走のマイルCS3着は、ハイペースの流れを道中は中団の外め追走。坂を下って加速のついた4角では外へモタれて鞍上が右手綱を引いて矯正しながら。それでも、直線で粘り強い脚を使って伸びて最後は首の上げ下げ。僅かに屈したが、勝負所のロスを考えれば負けて強しの競馬だった。今回は左回りに替わり、モタれる癖を気にしなくていい。それなら決め手が存分に発揮できる。ひと息入ったが、中間はDPで豪快な動きを披露。もう少しトモに力が付けば凄い馬になる。明け4歳。充実の1年への序章が始まる。

【ダノンヨーヨー】
前走のマイルCS2着は、初めて経験するマイルGIの激流。発馬で行き脚がつかず道中は後方からの競馬。終始、手綱を押しながらの追走でアクションに余裕がない。4角でもまだ最後方。直線を向いて大外ではなく、馬群のバラけた真ん中へ突っ込む。スミヨンの迫力追いでモタれることなく力強く伸びる。最後は首の上げ下げで僅かに屈した。追われてから頭が高いし、モタれる癖もある。それでも、先行有利の富士Sで大外から一気の差しを決めたように、脚力は相当。攻めを見てもまだ癖は解消されていないが、上位争いは間違いない。

【スマイルジャック】
前走のマイルCS6着は、スプリンターのジョーカプチーノが飛ばすハイペースの流れ。発馬を決めて2番枠からスッと3番手へ取り付く。その後は速いペースにもかかわらず余裕たっぷりの追走。4角では痺れる手応え。直線で逃げ馬が外へ膨れたのを見逃さず、インに突っ込む。一旦は先頭に立つ見せ場を作ったが、最後は後方勢に飲み込まれた。それでも、先行馬総崩れの厳しい流れを正攻法の競馬で粘ったのは高く評価できる。ハミにモタれる癖があり、道中で手応えがよく見えてもそれほど、良い脚を使えるタイプではない。ワンペースで平均ペースの流れを持続力で押し切りたいタイプ。スローでは持ち味が生きない。シルポートが緩めればハナへ立つくらいの気合いを期待。

京都11R きさらぎ賞
◎オルフェーヴル

前走のシンザン記念2着は、発馬直後に右にヨレて行き脚がつかず。その後は掛り気味に中団まで押し上げる。前のマルセリーナをマークしながらの競馬。4角で馬場の悪いところに脚を取られて躓くアクシデントが。それでも、直線で大外へ持ち出してからは鋭い脚を使って追い上げた。先行有利の馬場を考えれば高く評価できる内容だし、モタれる癖を見せなかったのは収穫だ。この中間は坂路でド迫力の動きを披露。決め手は間違いなくここでは1番。スローでも差し切る。