平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い3607 黒い雨裁判  

2024-09-12 09:57:13 | 日記

長崎の、原爆被害者が、国が指定している区域外で、黒い雨に打たれ、苦しい原爆病闘病生活してきたのです。

長崎市などに、被爆者健康手帳を交付するよう訴えてきた訴訟、9日、長崎地裁で、判決が出ました。

訴えた人(原告)44人、うち亡くなってしまった方は、4人。

亡くなった方も含め、15人を被爆者として、被爆者健康手帳を交付するように、との判決でした。

29人には、「黒い雨が、降った地域外の人」だから、と、被爆者と認めなかったのです。

認められなかった人たちは、身内や友人など探しに行って、雨や灰など放射性物質に触れてしまったり、放射能を含んだ食べ物を食べて、「内部被爆」したなど、なのだから、認めて欲しい、と言っているのです。

今や、科学技術が進み、「黒い雨が、降った地域外の人」でも、原爆の放射物質による被害であることは、特定できると思うので、全員を認めれば良いのにと、怒り心頭です。

訴えている方々は、チェェリノブイリや福島原発など、放射能いっぱいの所に行って被爆したわけはないのです。長崎の原爆でしか被爆する筈はないのです。

先週の、NHK朝ドラ「虎に翼」で、広島・長崎の原爆被害者が、政府に補償せよ、との裁判が取り上げられていました。

戦争であっても、民間人を攻撃してはいけない、という国際法に、アメリカの原爆投下は、違反しているので、アメリカに賠償責任があるのではないか。しかし、サンフランシスコ講和条約で、お互いに賠償責任を求めない

ということとなった。それでは、戦争を起こしたのは国、原爆を落とされた責任は国(政府)にあるのだから、

国が補償せよ、となって、訴訟が起きたのです

判決では、国に補償責任を取らせる法律の根拠はないので、と原告側敗訴。しかし、判決に、

「現に、被爆被害者の惨状は、何とかしなければいけない。裁判では決められないが、立法府の国会で、補償する法律をつくり、行政府である政府が、その法律に従って、補償すべきである」と、言い添えたのです。

以後、原爆訴訟は、「どの範囲」まで、被爆者と認めるかで、もめて、今日に至って、の長崎裁判でした。

いずれにしても、戦争がなかったら、こんな裁判をする必要がなかったのです。

だから、絶対戦争をしてはいけないのです

ロシアでは、プーチンのウクライナ侵略戦争で、ロシア兵が、60万人も戦死しているらしい。

戦争が、いかに、バカバカしいことか、世界の政治家は、フンドシを締め直して、戦争はしない、軍拡はしない、

核禁止条約を守る、ことに誠心誠意、力を尽して欲しい。

ウォーキング中に出会った花、雲。

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