長崎の、原爆被害者が、国が指定している区域外で、黒い雨に打たれ、苦しい原爆病闘病生活してきたのです。
長崎市などに、被爆者健康手帳を交付するよう訴えてきた訴訟、9日、長崎地裁で、判決が出ました。
訴えた人(原告)44人、うち亡くなってしまった方は、4人。
亡くなった方も含め、15人を被爆者として、被爆者健康手帳を交付するように、との判決でした。
29人には、「黒い雨が、降った地域外の人」だから、と、被爆者と認めなかったのです。
認められなかった人たちは、身内や友人など探しに行って、雨や灰など放射性物質に触れてしまったり、放射能を含んだ食べ物を食べて、「内部被爆」したなど、なのだから、認めて欲しい、と言っているのです。
今や、科学技術が進み、「黒い雨が、降った地域外の人」でも、原爆の放射物質による被害であることは、特定できると思うので、全員を認めれば良いのにと、怒り心頭です。
訴えている方々は、チェェリノブイリや福島原発など、放射能いっぱいの所に行って被爆したわけはないのです。長崎の原爆でしか被爆する筈はないのです。
先週の、NHK朝ドラ「虎に翼」で、広島・長崎の原爆被害者が、政府に補償せよ、との裁判が取り上げられていました。
戦争であっても、民間人を攻撃してはいけない、という国際法に、アメリカの原爆投下は、違反しているので、アメリカに賠償責任があるのではないか。しかし、サンフランシスコ講和条約で、お互いに賠償責任を求めない
ということとなった。それでは、戦争を起こしたのは国、原爆を落とされた責任は国(政府)にあるのだから、
国が補償せよ、となって、訴訟が起きたのです。
判決では、国に補償責任を取らせる法律の根拠はないので、と原告側敗訴。しかし、判決に、
「現に、被爆被害者の惨状は、何とかしなければいけない。裁判では決められないが、立法府の国会で、補償する法律をつくり、行政府である政府が、その法律に従って、補償すべきである」と、言い添えたのです。
以後、原爆訴訟は、「どの範囲」まで、被爆者と認めるかで、もめて、今日に至って、の長崎裁判でした。
いずれにしても、戦争がなかったら、こんな裁判をする必要がなかったのです。
だから、絶対戦争をしてはいけないのです。
ロシアでは、プーチンのウクライナ侵略戦争で、ロシア兵が、60万人も戦死しているらしい。
戦争が、いかに、バカバカしいことか、世界の政治家は、フンドシを締め直して、戦争はしない、軍拡はしない、
核禁止条約を守る、ことに誠心誠意、力を尽して欲しい。
ウォーキング中に出会った花、雲。
9月12日「今日は何の日カレンダー」 宇宙の日、マラソンの日、豆腐の日(毎月)
▲マラソン始まる(BC490)▲ヘンリー6世、イートン校を初の国王認可学校に(1440)▲ハドソン、ハドソン川
を発見 (1609)▲新橋--横浜間に鉄道走る(1872)▲全国に商業会議所が次々と設立(1890)▲散歩中の4人の少年
ラスコーの洞窟画を発見(1940)▲エチオピアで社会革命勃発。帝政から社会主義国家に(1974)▲大阪で観測史上
最高の69日連続真夏日(1990) ▲ドイツ分断終了(1990)▲全国の国公立学校で週5日制スタート(1992)
▲日本人初の宇宙飛行士毛利さんが、スペースシャトル・エンデバーでケネディ宇宙センターから飛び立つ(1992) ▲スマトラ沖地震(2004)▲安倍晋三首相辞任(2004)▲米衛星ボイジャー初めて太陽系の外へ(2013)▲IPS細胞を使って初めて網膜手術(2014)▲ノルウェー最古の帆船、世界一周で、横浜港入港(2022)
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