ひらけいメモBlog@goo

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インクリメントPとPND

2007-04-05 17:22:40 | 位置情報・地図
ニュースリリース
インクリメントP、ポータブルナビのソリューション提供 (ケータイWatch)
インクリメントP、PND市場に参入、地図データやカーナビ用アプリを開発 (CNET)
インクリメントP、ハンディナビ向けの地図データを開発 (ITmedia)
マイタック、4.3型タッチスクリーン搭載のハンディナビ「Mio DigiWalker C323」 (ITmedia)

C323
Driv Trax P5


 インクリメントPは4月3日、PND 向けのソフトウェアソリューションの提供を開始したと発表した。その内容は、Windows CE向けのカーナビアプリケーション、そしてその地図データだ。番地までの住所検索を初めとした検索機能も含まれている。用途は Windows CE を搭載した Personal(Portable) Navigation Device、PND。これにより PND メーカー(もしくは Windows CE 搭載 PDA の開発実績があるメーカー)は、インクリメントPの持つ優れたカーナビソフトと地図データを使用した PND の提供が可能になる。
 今後は、データの更新、リアルタイム渋滞情報の提供も計画しているとのことだ。
 2009年度では国内シェアの半数を目標としているという。

 このソリューションは、既に搭載機種が発表されている。clarion の Driv Trax P5、それに MiTAC の Mio DigiWalker C323 だ。インクリメントPのニュースリリースを見る限りでは、両者のナビゲーション画面は確かにそっくりだ。
 追って、Windows Mobile 搭載の PDA(例えば P350 のように) やスマートフォンにも載せられるようになるかもしれない。


 先日の C323 のエントリにも記載したが、ケータイ向けの MapFan ナビークルを使ってみる限りでは、インクリメントPのナビゲーションソフトは優れた機能を持っているように思う(重いが)。
 PND が日本で認知されてきたのは迷 WAN や Pontus、それに C310 がきっかけのように思うが、検索対象数が少なかったり、また C310 は音声ナビゲーションが怪しかったりと、必ずしも使い勝手のいいものではなかった(ただし昨年後半にはかなり機能の充実した PND が出ている)。このインクリメントPによるソリューションの登場で、PND でのナビゲーション機能のレベルアップが期待できる。
 ただ、PND の核となるナビゲーション機能でこのようなソリューション提供されているものを使用した場合、ましてや計画通りにデータ更新や渋滞情報が使えるようになったときには、各メーカーはどこで差異化を図るのだろう?
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903i向け新カーナビアプリ

2007-04-05 12:44:05 | 携帯電話など
ニュースリリース
エディア、903iシリーズ向けにGPSカーナビアプリ (ケータイWatch)

 エディアはは4月4日、GPSつき903i向けカーナビアプリである「ドライブナビ」の配信を開始した。
 渋滞を考慮した経路検索、オートリルート、音声案内など、基本的な機能は一通り揃えている。またおもしろいのては、事故多発地点に近づくと警告する機能だ。またオービス位置にも対応している。便利な機能として、ボタン1つで周辺の駐車場を検索できる、というものも搭載されている。
 月315円。お試し期間は無いので、会員登録しないと使えない。

 ということで、N903i で使ってみた。このアプリにはデモ走行機能があり、実際に車で使わなくとも感触は味わうことができる。余談だが、デモ走行機能がついているアプリはこの「ドライブナビ」ともう1つしか知らない。ちょっと試すにはついているとありがたい。それと、デモ走行の早送りもあると助かるのだが。

 ナビの使い方については、まずは出発地と目的地を入力する。場所の入力方法は、予め登録した地点、現在地、最近の検索地点、周辺スポット、電話番号(入力式)、施設名称(入力式)、郵便番号(入力式)、駅名(入力式)、住所(選択式・たまたま調べた場所は号まで)、県を選んでのスポット検索、と豊富だ。ただし検索対象は NAVITIME ほど豊富では無さそうな感触だ。なおここで選択したときに、スポットの地図は出てこない。
 検索オプションは、渋滞情報の有り無し、高速優先・一般道優先・広い道優先、というものがある。決定するとまずは出発地、次に目的地の地図が出てくる。考えていた場所からずれていた場合、ここで調整する(個人的には場所を指定するときに地図を出す方式の方が使いやすいと思う)。地図の操作は重いというほどでは無いが、ゼンリンのアプリや NAVITIME と比較するとスムーズでは無い。
 ここまで指定すると、デモ走行とルート案内を選択する画面になり(なぜかデモ走行がデフォルト)、ナビが開始される。
 ナビ画面での操作は、ナビ設定画面に戻ることと、駐車場検索、それに縮尺の変更のみだ。

 第一印象は、地図があまりにもシンプルであるということだった。これはケータイWatchのスクリーンショット通り。黄色地に黒線が引っ張ってある程度だ。詳細地図にすると、道の両側に線が出てくるようになる。道の部分の塗りつぶしも無いので、詳細地図にするとかえって分かりづらい印象だ。
 ナビの音声はプツプツという音が入り聞きづらい印象だが、困るほどでは無いように思う。
 事故多発地点の警告はうるさく感じるかもしれないが、設定で出さないようにすることが可能だ。


 デモ走行までを試した限りでは、オービス対応、という以外の点では NAVITIME やゼンリン地図+Naviと比較し、優位点は無いように感じた。今月中には実際にカーナビとして使用してみたい。
 ただ、NAVITIME の検索の使いやすさを体感してしまうと、この点で劣るサービスに乗り換えることは難しそうだ。
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