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Googleローカルに店舗の詳細追加、オーナーが情報を登録できるサービス

2005-11-18 01:39:33 | 位置情報・地図
Googleローカルに店舗の詳細追加、オーナーが情報を登録できるサービスも(INTERNET Watch)

 Google Local の進化が止まらない。
 INTERNET Watch の記事によると「グーグルは17日、地域情報検索サービス「Googleローカル」の検索結果に、店舗の営業時間やクレジットカード使用の可否などの詳細情報を表示する機能を追加した」とのことなので、早速見てみた。

 確かに、今まで場所は分かるがその他の情報がほとんど表示されなかった検索結果に「詳細」というタブが出ている。例えばラーメン屋であれば出てくる内容は「最寄駅」「予約」「カード」「休業日」「営業時間」だった。

 これらの情報は『「ぐるナビ」「るるぶ.com」、バンダイネットワークスの口コミサイト「アスクユー」など6つのサービスから提供を受けている』(INTERNET Watch)とのことだ。
 ここが注目すべき点だと思う。
 例えば Yahoo! は、地図・天気・路線・地域・旅行、など複数の情報を扱うサイトを持っているし、アルプスを傘下に収めたことで地図そのものや航空写真すら持っている。そしてこれらを Yahoo! というポータルサイトに集め、さらに連携させ付加価値を持たせている。
 それに反して、Google は地図も自前では持たず情報を扱うサイトも持たない。あるのは検索を軸として構築した秀逸なシステムであり、そのシステムの上で運用する情報は他社との協業で得ている。Google Maps で ZENRIN の地図を使用しているのがいい例だ。

「情報」は集まってこそ意味がある。使える情報があればさらに人が集まる。Google のすばらしい検索システムは大きな集客効果がある。そしてその検索システムの先に口コミ情報などのサイトを配置することにより、そこに情報が流れていく。検索した結果が使えるものであれば、さらに多くの人が検索を使用してその先のサイトに流れていく。
 とても、うまくできたシステムだ。

 Yahoo! のようにいろいろ自前で持っていると、どうしてもそれを使わざるを得ない。無論 Yahoo! が全て持っている訳ではないが自前で持っているものは自前のものを使うだろう。
 それに対して Google は身軽だ。そのときで一番いい選択をすることができる。地図も ZENRIN を選んだのは精細さなどそれなりの理由があってだろうし、今回 Google Local の情報提携サイトに「ぐるナビ」「るるぶ.com」「アスクユー」などを選んだのも情報量・知名度などの優位性があってのことだと思う。

 いろいろ魅力的な情報を自前で持つ Yahoo!、システムを提供し魅力ある情報サイトと提携する Google。どちらがユーザーに受け入れられるのか、その行方がおもしろい。


 さらに、上に書いた内容とは逆行するが、Google Local に店が情報を登録できるようになったらしい。これで検索結果がより充実するのであれば、歓迎すべきことだろう。


 ところで、記事中には記載がなかったが、サービス開始のときと比較し操作性が向上したように思える。たとえば今は、ピンにマウスカーソルを合わせると店名が表示されるようになっている。以前はたくさんピンが立ってもどれがどの店なのか分からなかったが、これでそのようなことはなくなった。このように操作性の面からも、Google Local は進化を続けているようだ。
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