ひらけいメモBlog@goo

デジカメ・GPS・PC・デジタル家電などに関するニュースを扱っています。

NEC携帯電話の提携先はパナソニックと東芝?

2006-04-04 06:41:16 | 携帯電話など
第3世代携帯 NEC、松下・東芝と提携交渉「再編を」 (asahi.com)
NEC、3G携帯開発で東芝、松下と提携交渉──一部報道で (ITmedia)

 朝日新聞3日の報道によると、他社との携帯の提携先を模索していたNECは、パナソニックと東芝に狙いを定めたらしい。
 NECと松下とは既にソフトウェア開発で提携しているが、そのさらにハードウェアの部品にまで進めようとしている。
 NECはこの報道に対し、否定も肯定もしていない。

 NECとパナソニックを合わせればNTTドコモ市場では圧倒的なシェアを持つことになる。ボーダーフォン市場では東芝はシャープに次ぐシェアを持っている。au市場でも東芝は強い。
 また東芝とは、ソフトウェアの提携を始めようとしているようだ。NECと松下はこれまでの動きをさらに進めればよく、NECと東芝は国内では市場は重なっていない。
 確かにこれら三社が手を結べば、日本国内市場ではかなりのシェアを握ることができ、コストダウンのメリットは一応はあるのだろう。

 ただ、その成果としての製品が出るのためには1年以上はかかるだろう。
 NECとパナソニックの半導体会社はそれぞれ異なるプラットフォームを持っていて、少なくとも P901iTV には松下半導体のプラットフォームが使われている(ITmedia記事)。これを調整するのが難しそうに見える。
 また、東芝は au と Vodafone では Qualcomm 製チップを使っている。新たなプラットフォームの導入は大変だろうが、協業により新規開発に比べれば、それなりに早くに Linux プラットフォームを手に入れることができる。例えば1-2年後くらいに、東芝製ドコモケータイが出てくるかもしれない。
 その場合、使用するハードウェア部品はNEC, パナソニックと似てくるはずなので、部品の共用化にもつながりそうだ。
 なお、Qualcomm 製チップでも SA700iS のようにドコモ向け端末は実現は可能だ(それで 900 系に必要な性能が出るか、という問題はあるが)。


 さて、この三社の再編で本当に海外でも戦えるような力をつけることができるのか、その辺りの戦略を実際に提携したときの会見から見てみたい。


コメント    この記事についてブログを書く
« SA702i? | トップ | FM放送によるDGPS終了 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

携帯電話など」カテゴリの最新記事