ひらけいメモBlog@goo

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Mio DigiWalker P560 GPSメモ

2008-02-13 05:16:26 | GPS
Mio P560

 Mio P560 で、まとめ切れていない GPS 関連のメモ。順次追記する予定。(試して何らかの問題が発生しても当方は責任を持てませんのでご注意ください)

 SirfTech でデフォルトの設定内容を確認してみる。まず Extern GPS で、GPS ハードウェアポートを適当なポートの設定内容を記録しておく。ここでは COM2、57600bps。
 SirfTech を起動する。試したバージョンはSirfTech.2008-01-20.v2.0。
「Com」のタブで、「Comm Port」は「COM2」に。「Baudrate」は「57600」に設定して「Open」。Open のボタンの下に「NMEA」と表示される。「OK」。
「NMEA」のタブで、「Set Serial Port(Switch to SiRF)」。NmeaTime が変化していることを確認する。「Protocol」は「SiRF」。「Baudrate」は「57600」で、「Set」。NmeaTime の変化が止まり、SirfTimeが変化していることを確認する。「OK」。
「SiRF」タブで、設定内容を確認する。
(NMEA戻す場合)
「SiRF」タブで、「Switch to NMEA Protocol」。SirfTimeが変化していることを確認する、「Baudrate」は「57600」。「Set」。SirfTime が停止し、NmeaTime が変化していることを確認する。「OK」。
「Exit」で SirfTech 終了。
 いつも使っている GPS 用ソフトが、正常に動作することを確認する。

 SirfTech で確認できた内容(出てきた内容を書き並べただけで、本当に設定内容が読めているのかは不明)

(poll Software Version)
・Software Version - GSW3.2.4Pat2_3.1.00.12-SDK001P1.00
(Mode Control)
・Altitude Hold Mode - Auto
・Altitude Hold Source - Last computed
・Altitude - 0
・Degraded Mode - Hold clock, direction
・Degraded Timeout - 0
・Dead Reckoning Timeout - 5
・Track Smoothing - OFF
(Static Navigation)
・Static Navigation - ON
(DOP Mask)
・DOP Selection - Disable
・GDOP Value - 10
・PDOP Value - 10
・HDOP value - 10
(Elevation Mask)
・Tracking Mask - 0.0
・Navigation Mask - 5.0
(Power Mask)
・Tracking Mask 0
・Navigation Mask 12
(SBAS)
 Get で確認できない(Web の情報によると設定はできるらしい。日本の MSAS は PRN 129, 137。Auto がよいのかも。正式運用しているので SBAS Mode - Integrity でよいか?)。
(Trickle Power)
・Push-to-Fix Mode - OFF
・Duty Cycle - 0.0
・On-Time - 1000
(Low Power)
・Max Off Time - 30000
・Max Acq. Search Time - 120000
・Push-to-Fix Period - 設定無し
・Adaptive TriclePower - ON?(薄いチェック)
(Advanced power Management)
・APM Enabled - ON?(薄いチェック)
・残りは指定無し
(Switch to NMEA Protocol)
 少なくとも NMEA のメッセージレートについては、今の設定項目を読み出すことはできないようだ。
・GGA - 1
・GLL - 0
・GSA - 1
・GSV - 5
・RMC - 1
・VTG - 0
・MSS - 0
・User 8 - 0
・ZDA - 0
・User 10 - 0
・Use Checksums - ON
・Debus messages - ON?(薄いチェック)
・Baudrate - 57600

(注意)初回掲載時に記載していた下記の設定は、SirfTech のデフォルト設定。(2/13 修正)
・GGA - 1
・GLL - 1
・GSA - 5
・GSV - 5
・RMC - 1
・VTG - 1

 MMSiRF を使用すると NMEA のメッセージレートが一部書き変わる(GGA-4, GSA-5, GSV-5, RMC-1)。NMEAからGPXの変換に GPSBabel を使用する場合、変換後の測位間隔が GGA の影響を受けて 4s ごとになってしまう。この場合 GGA を削除してから変換すれば RMC から位置を得るらしい。


 P560 での GPS 測位の挙動
 ゆっくり歩いていると、30m ごとに飛び飛びに位置が変わるような測位結果となる。若干早歩き程度では1秒ごとに位置が変わるような測位結果となる。Static Navigation の設定によるものと思われる。
 Static Navigation 設定をお手軽に変えるには、APLSiRF や MMSiRF がよいらしい。MMSiRF で変更できることは確認しているが、このツールは NMEA のメッセージレートを変えてしまうので実質使えないか。
 MMSiRF で Static Navigation を OFF にした(メッセージレートは SirfTech で戻した)ところ、ゆっくり移動したケースでも1秒ごとに位置が変わるような測位結果が得られた。
 APLSiRF も同様に NMEA のメッセージレートを変えてしまうことを確認した。ただし変える設定内容が Mio P560 のデフォルトと同一であるため、大きな問題にはならない。APLSiRF は何度かタッチしないと設定を変えることができないことと、COM ポート番号およびボーレートを記憶できないために起動ごとに設定する必要があり、使いづらい。
 比べてどちらがいいか、と問われれば、メッセージレートがおかしくならない APLSiRF を選びそうだ。

 Static Navigation をオフにしたときの挙動
 ルート案内をしない、現在地確認のみをするような使い方をした場合、停止時に地図がくるくる回る。徒歩案内時は、案内している道に沿った方向を向く(直線を案内されているのであれば、前を向いたり後ろを向いたり。右に曲がる交差点であれば右を向いたり戻ったり)。
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