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Mio DigiWalker P560 購入4

2008-02-02 02:06:55 | GPS
Mio P560

 Mio P560 を購入したので、レビューの続きだ。
 今回は順番が逆だが、ファーストインプレッションについて。



 箱を開けるとまず本体が現れる。持ってみると、かなり軽い。まぁ SigmarionIII が 400g を超えるので、170g の P560 はかなり軽く、また薄く感じた。PND の C310 はおもちゃのような印象もあったが、P560 はなかなかに精悍なイメージだ。
 充電はされており、すぐに使用することができた。どういう訳か、時計が2010年になっていた。



 C310 と同じようにスライド式の電源スイッチがあり、底面に配置されている。スライドは固い。これをオフにすることにより、電力を消費せずに長期間置くことができるのだろう。また本機にはリセットスイッチが無い。電源を完全にオフにすることで、リセットと同様の扱いになるのだろう。

 電源ボタンは上部にある。押しボタン式だ。出っ張っている訳ではないので、鞄に入れている内に電源が入って・・・ というのはあまり無いかもしれない。しばらく使ってみたい。EN-4500 は前面に押しやすい電源ボタンがあり、鞄に入れていると知らない内に電源が入り、気づくと電池が空っぽということがよくあった。

 SD カードスロットは右側面の上部。ケータイの MicroSD スロットのようにカバーがついている。カバーが無い PND を使っていて知らない内に SD カードが飛び出ていた、ということがあったので、これはよさそうだ。なおカードの抜き差し時はスロット内に SD カードを押し込むことになるが、かなりバネが固いという印象だ。

 下部には電源スイッチの他に、miniUSB コネクタ、ヘッドフォンのジャック(2.5mmφ)、マイク穴がある。

 左上の角にはストラップ穴がある。ストラップは同梱されていて、C310 にもあった突起のあるストラップだ。スタイラスの代わりなのだが、何とか使えなくも無い。

 もちろんスタイラスもあり、左下に格納される。2段構造で、引っ張って伸ばすタイプだ。SigmarionIII はスタイラス格納時の本体への引っかかりが弱くて知らない内に取れていたりしたのだが、P560 ではかなりきつくなっている。そのため、取り外すときには、スタイラスは本体と指との間で引っ張られ、うまい具合に伸びた状態で取り外されるような格好となっている。

 最後に前面だが、前面下部には2つのソフトキーとコントローラ(ナビゲーションボタン)がある。ソフトキーの右側は「連絡先」が開く。これは間違えて押してしまうことが多々あり、正直ジャマだ。左のソフトキーは GPS のような絵が描いてあり、MioMap を起動中で別アプリケーションを使用しているとき、このボタンを押すと MioMap に切り替わる(本来は MioMap の起動ボタンのようだが?)。MioMap 使用時にこれを押すと、画面上部のメニューバー?のみが表示される。
 コントローラはジョイスティックのような感じでカーソルキー的に使え(アプリケーションによって異なる。MioMap では拡大・縮小機能が割り当てられている)、また押し込むことができる。PocketMappleDigital で押し込むと拡大表示モードになる。これは結構便利かもしれない。

 わたしは PocketPC 系では、今回 PocketPC2002 から一気に Windows Mobile 6 へ進むことになったのだが、特に使用感は大きくは変わらなかった。これは見た目という意味で、複数の GPS アプリケーションが使える、最新のアプリケーションが使えるという Windows Mobile 6 のメリットは大きい。
 ただ気になったのは、電源ボタンでのオンオフが、PocketPC2002 機よりも遅い印象が挙げられる。これは P560 特有の現象なのか、Window Mobile 6 機はそういうものなのか、よく分からない。

 次に Internet Explorer Mobile 版を使ってみた。無線 LAN 環境であったが、今のところの使用感は N905i HSDPA + jig ブラウザよりも遙かに劣る。そもそも読み込みが遅いし、読み込んでいるときにはほとんど何もできない。NetFront か Opera にすれば改善するかもしれないが、もともと QVGA の解像度しか無いのでどうにもならないかもしれない。



 さて、MioMap。バージョン画面を載せてみたが、従来同様 BeMap のものだ。プレスリリースもされている。バージョンは4.0.0.3J となる。
 例の、設定画面でタップを繰り返すと NMEA ログが取れるチェックボックスが出るのも、従来機と同様だ。
 地図の新しさについての記載は今のところ見つかっていないが、首都高速中央環状線「山手トンネル」の経路が地図上にあるので、ほどほどに新しいものと考えられる(ただし経路検索対象になっているかは不明)。
 MioMap のレビュー時に詳しくは触れる予定だが、ルート検索の出発地・目的地指定にクセがあって使いづらい。まぁこれは C310 のときもそうだったので、そういう意味では使い方は変わっていない。
 それともう1つ。ナビのシミュレーションができない。いろいろとどう動くのかを確認したいのに、かなり不便だ。
 地図画面の左には、縮尺の拡大・縮小ボタンや GPS の状態表示が、大きなアイコンで表示されている。元々横方向には狭い縦画面表示なのにこんな大きなアイコンが表示されているのは、非常にジャマだ。MioMap の地図移動は、よくある地図をつまんでスライドさせるような手法では無く、移動させる方向をタップする手法だ。なので左側をこんなアイコンで占められていては、左側に地図を移動させたいときにジャマで仕方ない。コントローラを押すといくつかのアイコンは消えるのだが、左側の縮尺・GPS状態表示アイコンは消えない。
 ちなみにこの MioMap は横画面表示には対応していないので、横画面にもできない。
 検索は充実していて、C310 時代とは異なり、住所ならば普通に号まで対応している。また同じく MioMap とは異なり駅も検索対象になっているのでうれしい。
 徒歩ナビ用途に試しに使ってみたが、ちょっと歩いた範囲では方面看板も出ないので、ここまでは C310 の頃とは大きく変わっていないという印象だ。これで分岐で自動的に拡大表示になるような設定があれば、かなり印象も違うのだが・・・ それと、相変わらず到着時刻予想もできない。もっとも、C310 と比較してちゃんとナビをしてくれるのであれば、大きな進歩となる。これは今後試していきたい。
 ナビでは細街路が表示できない、ということが問題になることがあるが、MioMap は(わたしが)普通に使う縮尺では細街路も表示されている。そういう点では優れている。

 Google Maps for Mobile も入れてみた。これは素晴らしく軽快だ。というより、見せ方がうまいのかもしれない。もちろん GPS にも対応している。無線 LAN に対応した P560 だからこそ、この Google Maps for Mobile は生きてくる。

 最後に、Pocket Mapple Digital。これはさすがに操作性がよいし、(QVGAだから)描画も早い。VGA 画面で使いたいのだが、それはまた次の機会にお預けとなってしまった。なお上で触れたように、コントローラーを押し込むと拡大表示のモードとなる。便利に使えそうだ。
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