迷歩録 冬晴れ

　　小春日に　　膨らむ蕾　　しだれ梅　　雲や遠のき　　暑さ陽だまり


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<strong>ひのひら　　ろくべえ




　　　　昨日の冬日が嘘のような、小春日となった大隅半島、あちこちから農業機械の音が響く

　　　春に向けて、耕作が始まったようである。暖かき日の農村は機械音が響く地域となりにけり

　　　　冬の天気は、どんよりとした曇天の日が多く、気分までなんとなく暗くなってしまう、そ

　　　んな気分を払拭してくれる「冬晴れ」この日を待っていましたとばかりに、あちこちから動

　　　き出す音が聞こえてくる。

　　　　道端、畦道などでは機会を止めての畦道談議に花が咲く、春を感じるワン風景であろう。

　　　　「冬晴れ」がもたらす効果は目には見えないが、何事にも代えがたい効果をもたらす。

　　　世の中には、そのような目には見えないが、大きな大きな効果を生み出すものは沢山ある。

　　　経済性もそうである。経済効果などというものは事実は見えないものである。しかし必ずそこ

　　　には沢山の人が喜ぶ何かがある。

　　　　そんな目には見えないが大切にしなければならないものが、人間社会には沢山ある、そのこ

　　　とにいち早く気づき、大切にしていくことが大切なのではないだろうか。

　　　　多くのものを動かす原動力ともなる「冬晴れ」大切にしたいものである。、