迷歩録 長閑

　　初晴れや　　日向で染まる　　しくらめん　　陽射暖か　　縁側の春



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ



　　　　陽射しが暖かく、のんびりとした時間が経過していく、新年四日目、世界の情勢に大きな

　　　変化はないが、昨夜またまた熊本で地震が起きた、今年最初の災害である。

　　　　ニュースで驚きを隠せない自分たちがそこにいた。幸い大きな災害とはならなかったよう

　　　だが、ビックリすることが新年あけに起きてしまった。

　　　　今年も災害の年となるのであろうか、「長閑」な一年となることを期待しているのに。

　　　ちなみに「長閑」とは、のんびりと落ち着いて静かなさま。ゆっくりと慌てないさま。気

　　　にかからないさま。心配のないさま。天気が良くて穏やかなさま。（広辞苑）とある。

　　　　このような一年となれば理想だが、昨年末の隣国との問題、新年早々の地震、なんだか

　　　落ち着かない一年ともなるような気もする。

　　　　災害はいつ襲ってくるかわからない。避けようも注意しようもないが、予測をしておくこ

　　　とは大事な事なのではないだろうか。

　　　　「長閑」をそれぞれが護ることが大切ではないだろうか。

　　　　そのためには、災害シュミレーションをして、避難経路とか避難場所などを明確にして

　　　そのような状況が起きたら、食料、日常生活をどのようにするかなど。考えたり、家族で

　　　話し合うことも大切な事ではないだろうか。それで初めて「長閑」な環境を護れるのではな

　　　いだろうか。