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迷歩録 わきやく

2019-01-10 14:09:40 | 日記
  <strong>曇天に  北風強く  寒さかな  風よけ屯  猫の兄妹


                              ひのひら  ろくべえ





     曇天に陽射しなく、時より北風強く吹く、そんな天気の大隅半島、真冬そのものの天気

    猫たちも、風を避けて、避難、寒さが厳しい一日となりそうである。

     寒さの中でも働く人は、手を止めることなく動き回っている。誰が主役でもなく、誰が

    わき役でもなく、淡々と仕事は進んでいく。その光景の中に、全員がわき役という話を思

    い出した。

     チームで仕事を進める時、主役が大切ではなく、全員がわき役であることを自覚した時

    仕事そのものと、チームが上手く行くという話を聞いたことがある。

     昨夜のサッカーがそうであるように、日本チームの誰が主役ではなく、殆どの選手がわ

    き役に徹することで、勝利という二文字を勝ち取ったのではないだろうか。

     援助もまた同じことが言える。援助者は常にわき役に徹することが大切なのではないだ

    ろうか。主役は常にクライアントであるという意識を持つことが大切で、主役のために演

    出を助けていく、あるいは考えるということが大切な事ではないだろうか。

     サッカーで言うなら、アシストまでに至るパス回し、さらには、シュートに至るまでの

    アシスト、すべてがわき役ということになる。

     そこまでできて初めてシュート成功という主役が現れる。つまり、主役もわき役も同じ

    チームメイトから生まれるのである。

     対人援助はサーカーのようにはいかないが、主役もわき役もない、年から年中わき役で

    あることが大切な仕事ではないだろうか。

     世の中はわき役の存在があればこそ成り立っている。そのことを肝に命じながら日々を

    過ごしたいものである。