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迷歩録   あおり

2017-10-20 07:14:08 | 日記
  秋霖や  寒さ従え  座り込み  焚火楽しや  野良仕事かな


                                <strong>ひのひら  ろくべえ

      



    ニュースで話題の「あおり」運転、危険極まりないこのような運転が、今に始まったことではない。車社会となった

   高度経済成長時代からの問題であるにも関わらず、警察は今になって摘発を始めたのであろうか。不思議ではある。そ

   の理由の一つには、証拠とか、逃げ得という事があったのかもしれない。今の時代ドライブレコーダーの発達により容

   易に、その行為の記録をとることができる。その証拠があるということが何よりも摘発に拍車をかけたのではないだろ

   うか。「あおり」とは、広辞苑によると、風に吹かれて動くこと、あおること。余勢、そそのかすこと、扇動すること

   などの解釈がある。いずれにしても他者を挑発したり、無理にあおり、危機に陥らせることではないだろうか。

    高速道路の「あおり」運転で摘発されたものは半年で3057件あるそうな。車を追いかけたり、進路をふさぐなどの行

   為を行うそうな。いずれにしてもその根底にはコミュニケーション障がいというものが横たわっているのではないだろ

   うか。人間同士のコミュニケーションではできない行動を車に乗ってしまうとできてしまう。このような行動は、車と

   いう密室と集団の中での存在感を示す威嚇という心理が引き起こす行動なのかもしれない。特に小さい車や、低額車に

   対して、大きい車や、高級車が行う行為としては、注目に値する。自分との比較で、弱者というものに対する攻撃とい

   うことで、「あおり」を行う。小学生の「いじめ」にも似ている。社会そのものの病みの部分なのかもしれない。

    いずれにしてもコミュニケーションという交流関係を日頃から見直す事が必要なのかもしれない。

    コミュニケーションは相手を受け入れることから始まる、相手を拒否したり排除することからは始まらない原則を幼

   ないころより、学ぶ必要があるのだろう。言い換えれば子供を育てる大人の責任で、コミュニケーション教育というも

   のを重要視した教育を考えなければならないのではないだろうか。教育の無償化はいいことではあるが、その内容はさ

   らに重要ではないだろうか。コミュニケーション授業というものを本格的に考えなければいけない時代となってること

   を考えさせられる。「あおり」という行為。