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迷歩録   せいがん

2017-10-04 06:51:41 | 日記
 <strong> 神無月  満月隠す  時雨雲  初雪たより  届く朝かな


                               <strong>ひのひら  ろくべえ





     せいがん(青眼)とは、人を喜び迎える時の好意あふれる眼差し(広辞苑)とある。この眼差しはとても大切で出会いのファースト

    コンタクトの印象を決めてしまう力もある。特にコミュニケーションが中心の職業には欠かせない技術であろう。勿論第一印象だけで

    はなく、その後の関係も信頼を得ることができるよう続けなければ意味をなさない。

     各政党は選挙戦モードいっぱいで、チャンネルを捻ると、難しい顔して自分たちの主張だけでなく、他党の批判を繰り返す。その目

    は、「せいがん」でなく、濁り目である。これからの日本を導いていこうとする人々の目ではないのではないだろうか。

     少なくとも広大な海のような心で、「せいがん」をもって、国民に語り掛けてほしいものである。対人援助職の者は毎日が「せいが

    ん」であることが望ましいが、過酷な労働条件の中ではそのことが大切だと理解できても実行することは難しい、他党批判を繰り返す

    政治家の皆さん、国民がどのような状況にあるのかを知ることから始めてほしいものである。

     党利党略のなかの、保守だけに偏った選挙となりそうな雰囲気、国民はどの党を誰を選べばいいのか、地団太踏むことになりそうで

    ある。その中にあっても、人間の尊厳を第一に、国民の苦悩を知る者を選びたいものである。少なくとも他党批判ばかりしているよう

    な政党や候補者は遠慮したいものである。

     選挙の話題に事欠かないマスコミはそのこと一色だが、目の前にある仕事を日々過ごさなければならない国民の心情を理解した対応

    をお願いしたいものである。

     「せいがん」の表情をいつもとれる対人援助職であるために。