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迷歩録   けんきょ

2017-10-25 11:11:23 | 日記
 <strong> 寒さ来て  炬燵恋しいや  山の郷  冬越準備  急ぎ足かな



                                 <strong>ひのひら  ろくべえ





    晩秋の台風の中の選挙で勝利した自民党議員はやたらと「けんきょ」を連発して、勝利をひた隠しにしている。

   「けんきょ」(謙虚)を漢字辞典で調べてみると、謙はへりくだる、こころよくする、でしゃばらない、ゆずる

   などの意味があり、虚にはむなしい、いつわり、うつろと言った意味があるらしい。謙虚とは控えめで素直な事

   (広辞苑)とある。この言葉を盛んに使うということは今まではそうでなかったということなのであろう。

   いくら綺麗な言葉を並べてみても、問題は言葉の問題ではなく、その言葉を使っている人物の基本的な姿勢や考

  え方が見え透いているという事に気づかなければならないのではないだろうか。

    謙虚な姿勢になるというのであれば、その言葉を理解し態度で表すしか国民には伝わらないのである。記者会

  見や、講演会場などでの態度、上から目線の言葉、そのような姿勢をとってる限り「けんきょ」とは程遠いことと

  なる。言葉巧みに人気を博したり、人を騙す行為を詐欺という。このような人を支配する人に謙虚などと発言する

  人が多いことに気づきたいものである。

   対人援助職は、読んで字のごとく人を相手にした仕事である。その仕事の中で謙虚さを無くしてしまうとクライ

  アントからの信頼を得ることはできない、つまり失業といことになる。政治家はそのような事はない、言葉を使い

  捨て、姿勢など関係ないその場その時で使い分けている。排除の言葉を発した政治家も、言葉の使い方と記者会見

  で発言したが、言葉の使い方ではなく、使った人の考え方、姿勢というものを国民は捕らえたのであろう。

   謙虚という言葉を広辞苑で調べて、自分たちの態度を改めてほしいものである。