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迷歩録   しがらみ

2017-10-02 06:36:52 | 日記
  神無月  上着や増える  夜明けかな  柿や実りて  色づき垂れる


                                  <strong>ひのひら  ろくべえ




    選挙戦が始まり、「しがらみ」のない政党を目指そうと連呼されているが、「しがらみ」のない社会は存在しない。

   人間の社会は「しがらみ」の社会である。単独で生きている者などない。どのような団体とどのような関係を持って

   いるかそのことが大切なのではないだろうか。

    人間もその集まりである政党も、「しがらみ」次第では政策が空論であったり、一部のものの営利優先であったり

   することが問題で「しがらみ」が問題ではないことを知っておく必要がある。「しがらみ」がないという発言にク

   リーンさを感じるかもしれないが、そのような事はない「しがらみ」の質の問題であることを有権者は判断しなけれ

   ばならないのであろう。

    対人援助の場も「しがらみ」そのもののケアの場である。しかし「しがらみ」に左右されない倫理観を基本に日々

   の活動を行っている。公的活動は、できる限りの平等性を貫くところが大切で、「しがらみ」で対応が異なることは

   信頼性、信用性の失楽に繋がるのであろう。

    そう言った意味では、政党も対人援助職も同じではないだろうか。公にできる「しがらみ」をつくり、協力を得て

   国民のための政治、クライアントのためのケアを行う事が大切なのであろう。

    「しがらみ」を広げて、公の利益を追求したいものである。