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迷歩録   ぬきさし

2017-10-24 07:14:32 | 日記
   <strong>そよ風や  柿のみ揺らす  夜明けかな  寒さ襲いて  動きや鈍る


                                    <strong>ひのひら  ろくべえ




     選挙で自民党が勝利を収めた、森友学園問題、加計学園問題、憲法改正問題、様々な問題を抱えたままの勝利

    である。勝利をしたことで、前に進むしかない状況を国民は与えた。その状況は「ぬきさし」ならぬ状況をつく

    ったということでもある。

     ひたすら憲法改正に向かうしかない「ぬきさし」ならぬ状況ということである。ということは憲法改悪という

    方向に突き進むことが明らかになったということではないだろうか。いくら記者会見で真摯にとか、丁寧にとか

    言う言葉を並べてみても、その言葉の裏には「ぬきさし」ならぬ心理が働いているのではないだろうか。

     小池東京都知事の造反によって、自民党勝利に導き自民党を助けた、恩を売った東京都知事の国民を愚弄した

    行動に気づいている国民も多いのではないだろうか。綺麗な言葉の裏には必ず刺がある。この刺に引っかかると

    「ぬきさし」ならぬ状況に追い込まれる。

     人間関係も同様のことが言えるのではないだろうか。コミュニケーションの導入時に言葉が浮いて、近寄って

    くる関係は後々に破綻する関係が多い傾向にある。そのことも「ぬきさし」ならぬ関係をつくり、獲物かしょう

    とする意図があるのではないだろうか。

     クライアントの関係はこのような関係を築いてはならない、つまり最初から最後までヒフティ、ヒフティの関

    係を築き、その中での信頼関係というものを目標としなければならないのではないだろうか。

     政治の世界は、駆け引きとしての人間関係だが、対人援助の場の人間関係は信頼という言葉だけを目指す人間

    関係なのではないだろうか。

     この違いを間違うと、とんでもない人物評価となるばかりでなく、対人援助活動そのものを不可能としかねな

    いことになる。人間関係は「ぬきさし」にならないように注意をしながら信頼関係を構築することを目指したい

    ものである。