迷歩録 りごうしゅうさん

　　<strong>秋時雨　　すすきを濡らし　　月隠す　　虫が奏でる　　ジャズの調べか


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<strong>ひのひら　　ろくべえ






　　　　　りごうしゅうさん（離合集散）政局はこのことを繰り返している、定見ないままに離れたり集まったり、国民を蚊帳の外に

　　　　置いたまま、自分たちの身の保身を第一に動きを活発化させている様子。何とも身の置き所に困る国民と言った感じである。

　　　　　国民の幸福という問題は関係なしに、ついたり離れたり、何とも忙しいことである。定見を持たないということは、こうい

　　　　うことでもあるのだろう。身の保身を貫くためには長いものに巻かれて安泰を貫くしかない者、定見を貫いて、新しく新党を

　　　　立ち上げる者、どちらにしても大局に立って、国をまとめようとするものは皆無に等しい、とても残念な事ではあるが、それ

　　　　が今の日本ということでもある。このことは国民の責任である。政治に無関心で低い投票率の中で議員になった人たち、選挙

　　　　の度に、離合集散するのもしかたない事ではある。今回の選挙を大事に国民は必ず選挙に参加して投票率を上げ、国民の意思

　　　　をしっかりと伝えることが大切ではないだろうか。

　　　　　国民の義務を果たし、国民の意思を尊重した政治を行う事を伝えたいものである。人間は集団の動物である。離合集散は仕

　　　　方ない。でも意味ある離合集散を行ってほしいものである。私利私欲に燃えた離合集散などは見たくもない。特に政権与党の

　　　　私利私欲解散で混乱を招いた責任は必ず選挙結果として知らしめなければならないのではないだろうか。

　　　　　多額の選挙費用を使い、国民には税金の負担ばかりかける、そんな政治には終わりとしなければ、国民はなにを食べて生き

　　　　ろというのであろうか。慢性的な残業の職場で、頑張る対人援助職の実情を知る、候補者はどのくらいいるのであろうか。希

　　　　望は持てない、既存の政治にも期待できない。国民の良心に頼るだけでいいのだろうか。対人援助職の待遇改善を訴える候補

　　　　に期待したいものである。