大分県の教員採用不正事件の続報。
予想したとおり、贈賄側の子息が辞表を出したとか。 時事通信の記事
当人は(贈賄を)知らなかったとのことですが、県教委は辞表を受理したとか。
親の「あさはかさ」の犠牲になった恰好ですが、例によって私からひとこと。
もうずいぶん前の話ですが、長男が小学校3年になったときのこと。
新任の女性教師が担任になり、家庭訪問で私の家に来られました。
私がPTAの役員をしていたこともあり、本人はかなり緊張していたそうです。
私が開口一番、
「新任の先生にベテラン教師のような期待はしていない。
まず子どもたちと仲良くなって、学校を楽しいところと思わせてください」
って言ったことを憶えています。
のちに『あのひとことで肩の力が抜けました』と仰ってました。
県教委は当人の「教員としての資質」を精査したのか?
第三者を交えた、父兄や子どもたちの意見を聞いたのか?
その結果での辞表受理ならしかたないけど…。
子どもたちに親も先生も育てられるものだ、と思います。
今はやりのモンスター父兄は困りものですが、私以上の見識をお持ちの父兄が、
おそらくいっぱいおられたでしょう。
そういう方々の意見を聞かず、ひとりの新人教師の人生を狂わす一枚の紙切れを
すんなり受け取ったのでしょうか?
予想したとおり、贈賄側の子息が辞表を出したとか。 時事通信の記事
当人は(贈賄を)知らなかったとのことですが、県教委は辞表を受理したとか。
親の「あさはかさ」の犠牲になった恰好ですが、例によって私からひとこと。
もうずいぶん前の話ですが、長男が小学校3年になったときのこと。
新任の女性教師が担任になり、家庭訪問で私の家に来られました。
私がPTAの役員をしていたこともあり、本人はかなり緊張していたそうです。
私が開口一番、
「新任の先生にベテラン教師のような期待はしていない。
まず子どもたちと仲良くなって、学校を楽しいところと思わせてください」
って言ったことを憶えています。
のちに『あのひとことで肩の力が抜けました』と仰ってました。
県教委は当人の「教員としての資質」を精査したのか?
第三者を交えた、父兄や子どもたちの意見を聞いたのか?
その結果での辞表受理ならしかたないけど…。
子どもたちに親も先生も育てられるものだ、と思います。
今はやりのモンスター父兄は困りものですが、私以上の見識をお持ちの父兄が、
おそらくいっぱいおられたでしょう。
そういう方々の意見を聞かず、ひとりの新人教師の人生を狂わす一枚の紙切れを
すんなり受け取ったのでしょうか?
子供の将来って手を差し伸べる、つまり、方向を示す手助けはしてもいいけど、あまり口出し手出しはしないほうがいいんじゃないかと経験上思いますね。
かえって子供の将来をだめにしてしまうような気がします。
今回の当事者も一生をだめに(までにはならないとしても)してしまったくらいに切ない思いをしたんじゃないかと思いますね。
はるか遠いオヤジとの思い出は、「好き放題やらせてもらった」ことなのですが、子どもたちにはそうできなかったかも?、と反省…
誰がどうとは書けませんが、ひとことで言えば、グータラ・シラケ・ムカつく性格になってしまった責任は私にもあります。
NHKのアンケートが報道されましたが、周囲からの疑いの視線がこたえる、とか。
前の記事でも書きましたが、ペーパーテストで「先生」の資質は計れません。
それゆえ点数の優劣でふるい落とすということになるのですが、反動でこんな事件が起こる。
半数を点数で落とし、残りの半数を一年間見習い教員として教壇に立たせる、という方法はどうでしょう。
「情熱」に欠ける受験生は7割方脱落するでしょうから、本当に「いい先生になりたい」候補生だけが残るでしょう。
過去ログ↓
http://blog.goo.ne.jp/himekou43-e/d/20060707