息子の漢字連絡帳は、砂浜です。
好きな流木を選び、まっさらな砂浜に、大きく大きく字を描きます。
この日、息子は『志』という字を描いていました。
歴史(特に幕末)の本を選んでいるとよく出てくる、この漢字を覚えたくなったとか。
まずは漢字辞典を調べます。
そして、なりたち(解字)を調べます。
『志』
「士」の部分は「前に進む足」を、
「心」の部分は「心臓」をあらわします。
心がある状態へ向かっていくこと。
を、あらわしていることがわかります。
力強い漢字ですね。
さあ、存分に描いてみましょう。
大きな大きなキャンバスに。
息子は何度も何度も描きます。
潮のかおり、波のおとに包まれて。
あら?
気がついたら、『志村けん』になっていますね。
面白くて、尊敬しているようです。
この漢字を、息子は決して忘れないでしょう。