ちいさなちいさな いのりのことば

 * にしだひろみ *

『ごきげんいかが がちょうおくさん』*日々のつれづれ*

2016年10月07日 | Weblog

紛れもない、秋。

完全なる、秋。

夏の後ろ姿さえ、いつの間にか、見えなくなってしまいました。


しみじみと、図書館に出かけてきました。

そして、何気なく手にした、一冊の児童書。

少し読んだら、可笑しくて、吹き出してしまいました。

わたしに、そっくりなんです。

迷わず借りて帰りました。


『ごきげんいかが がちょうおくさん』
ミリアム・クラーク・ポター さく
まつおかきょうこ やく
こうもとさちこ え
(福音館書店)


主人公のがちょうおくさん、

飛び抜けておっちょこちょいで、忘れんぼうで、風変わりで、ちょっと能天気。

まるでわたし。

自分のことが書かれているようで、なんだか恥ずかしい。

でも、楽しい。


がちょうおくさんのまわりは、珍事件の連続。

おっちょこちょいが炸裂、という感じ。

息子に見せたら、たぶん、笑い転げるだろうと思います。


秘密にしておこう。

“これ、まるっきり、ママじゃん”

と言われるはずですもの。


・・・でも、あんまり可笑しいから、秘密にしておくのも苦しい感じ。

一緒に笑ってしまいたい感じ。


と、寝る前に迷っていたら、

覗きこむ、息子。


“それなあに?”

ええとね、これはね、

“ちょっと貸して。”

あらら・・・


“なにこれ、ママじゃん!”

早速、大笑いしています。

やはりね・・・。


こうなったら、今夜はこれを一緒に読んでしまいましょう。

そして、大いに笑いましょう。

(特に、第三話、第六話が傑作です。)



わたしは、わたしらしく、わたしを全うするわ、

という心持ちになってしまいました。









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