銅鏡を作ってきました。
銅鏡、古代に使われていた鏡です。
わたしが作ったものは、直径5センチくらいのもので、素材も銅ではないですが、
なんとも素敵な模様です。
この模様は、伝来の銅鏡を真似て日本で作られたもので、わたしの暮らす村の近くで見つかったものだそうです。
ちなみに、本物は直径23センチほどだそうです。
取っ手のようなものが付いていますが、これは、型に流し込む時に残る部分で、本来ならば切断してしまいます。
でも、手鏡のようで可愛い、と思ったので、そのまま残すことにしました。
裏側は、磨けばとても滑らかになり、顔が映るほどになりました。
ただし、これにはとても時間がかかりました。
裏面全体を、紙ヤスリで均等に磨き、より細かい紙ヤスリでさらに丁寧に磨いていきます。
磨けども磨けども光らず映らず、なかなか大変。
一時間半ほど磨いていたようです。
それは、時を忘れ、太古に思いを馳せることのできる、とても豊かな時間でした。
この鏡を、わたしは普段用に使うつもりです。
小さな巾着に入れて、持ち歩きます。
鞄の中に、銅鏡が入っているなんて、ワクワクしますもの。
*こちらの銅鏡の他に、勾玉や和同開珎、土器なども手作り体験できます。
新潟市文化財センターです。