ちいさなちいさな いのりのことば

 * にしだひろみ *

銅鏡 *日々のつれづれ*

2015年06月29日 | Weblog

銅鏡を作ってきました。

銅鏡、古代に使われていた鏡です。






わたしが作ったものは、直径5センチくらいのもので、素材も銅ではないですが、

なんとも素敵な模様です。

この模様は、伝来の銅鏡を真似て日本で作られたもので、わたしの暮らす村の近くで見つかったものだそうです。

ちなみに、本物は直径23センチほどだそうです。



取っ手のようなものが付いていますが、これは、型に流し込む時に残る部分で、本来ならば切断してしまいます。

でも、手鏡のようで可愛い、と思ったので、そのまま残すことにしました。



裏側は、磨けばとても滑らかになり、顔が映るほどになりました。

ただし、これにはとても時間がかかりました。

裏面全体を、紙ヤスリで均等に磨き、より細かい紙ヤスリでさらに丁寧に磨いていきます。

磨けども磨けども光らず映らず、なかなか大変。

一時間半ほど磨いていたようです。



それは、時を忘れ、太古に思いを馳せることのできる、とても豊かな時間でした。







この鏡を、わたしは普段用に使うつもりです。

小さな巾着に入れて、持ち歩きます。


鞄の中に、銅鏡が入っているなんて、ワクワクしますもの。













*こちらの銅鏡の他に、勾玉や和同開珎、土器なども手作り体験できます。
新潟市文化財センターです。

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