ばあやの のんび~り日記  

還暦をむかえてからパソコンの勉強を始めて
傘寿も越えてしまいました。
いつまでパソコンできるやら・・・

手直しして着る ズボン

2020年02月09日 | ばあやの本棚

侘助がさきはじめました

 

「このズボンがちょっと長いので、なおしてくれんかねぇ・・・」と爺やがズボンを1本ぶらさげてきた。

心筋梗塞、胃がんと続けて発症して手術後には約20キロも体重減で、今までの服はどれもぶかぶかになった。
新しいのを買ったらと進めても、「うんにゃ~これでよか」とすましたもの。

靴をはいて寸法あわせたら「う~ん、2センチほど長いねぇ」

爺やも身長が縮んだな、うふふ~

ひまのときでよか!」といわれて、そのままほっておく私の性格ではない。
すぐにとりかかったが、なにしろロックミシン処理がしっかり食いついていて、ズボンのすそ縫い糸をほどくだけでも首がいたくなってきた。
「あ~ちょっと一休みしてから・・・」

と思ったとき、爺やの手には別のズボンが、
「よかなら、これもついでに・・・」
数えてみたらなんと 「うわ!5本も追加!!」
ぎゃ~ッ!とさけびたくなった。

「これだけのズボンを、今からちゃんと履きこなしできるの?」といいたくなった。

「ちょっとだけでよかよ、短くするのはね」というけど

ちょっとも、いっぱいも手直し手間は同じことよと、ブツブツこぼしながらも、やらねばならんし・・・

まずはほどきにかかったが、黒と紺色の布地に糸がしっかり絡みついていて、ほどくだけでも数時間かかった。

アイロンで折り皺を直して、採寸どうりに仕付け糸掛ける。
かかと部分に充て布をぬいつけて、
3センチほど切断した布端にジグザグミシンをかける。

8センチの幅で仕付けをかけて、裾上げを手縫いではじめる。
黒のはぶ糸で千鳥縫いをはじめたが、これがなかなか思うようには

いかない。糸も細くて針の目も小さくて・・・
「あ~ ロックミシンがほしいよ~」

まずは、針に糸がすんなりとうらない。
白内障手術はしたけれど、手元はやはり老眼で
遠近両用メガネをかけても
一度では糸がとうらない。
やっと糸がとうり、少し長めに糸を切って縫い始めると
今度はすぐにもつれてしまう。

また糸とうしやりなおし・・・あ~もうイライラ

延々と黒い糸と黒い布地に挑戦 
昼間の3時間ほどかけて、6本を4日でようやく仕上がった。

終わってみれば肩こりと頸痛が再発、あ~プロに頼んだ方がよかった・・・

でも、補正料金も6本分はちょっともったいないか

「あ~、もうこんなことするのは嫌だなぁ」と初めて思った。


今朝の新聞で、
TOKIO・ 城島氏の ”出会いに感謝” の記事から

2月9日は 「服の日」。
由来は2(ふく)9(く)という語呂合わせから来ているとか・・・

今日のアップ記事が 偶然に服に重なり、
これで疲れも吹き飛んでくれるか?

今日は曇り空の日曜日。
 飯塚から、今は亡き妹の次男夫婦家族が、遊びにきてくれます。
老いた叔母夫婦を忘れずにいてくれて うれしい。

コメント (12)
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