小学校に勤める先生と話をしていて気付いたことがあります。小学校に勤めていると自分が受け持った子どもが教育実習生として学校に戻ってくるという経験を積めないということです。卒業させた6年生が教育実習生として戻ってくるまでに約10年の月日がかかります。その前に転勤の時期がきてしまうわけです。
中学校に勤務していると、それが7年ほどで経験できます。学校現場では、異動の時期が早くなっているといいますが、それでも中学校では教え子が教育実習生として学校に戻ってくるのを経験できる職員は少なくありません。
教え子を教育実習生として迎えるという経験は、自分の教育実践を振り返るうえで、私にとっては大変大切なものでした。一言で言うと「子どもは変わる」という実感をもつことができるのです。
その教育実習生は、私が担任として受け持った生徒でした。何事にも卒が無く、学習への取り組む姿勢は申し分ないのですが、いつも同級生の幼い言動を冷ややかな目で見ているような印象が私にはありました。教育実習に来ると聞いたときに、果たして勉強が得意でない子どもの気持ちをくみ取り、励ますことができるのだろうかと心配したほどです。
しかし、授業を見せてもらい、私の心配は吹き飛びました。質問になかなか答えられない生徒の沈黙を待つ眼差しの優しさ、どれほど的外れな答えであっても、その発言を大切にしながら授業を進めようとする姿勢。素晴らしいものでした。
授業反省会の席の後、高校・大学を通じ自分がどう変わったのかという説明を聞き、私は納得しました。(どんな話であったかは別の機会でお話しします)それと同時に、自分がいかに子どもの一面しか見られていなかったのかがよくわかりました。私たちは、会議の中で子どもの人物像について語る機会があります。しかし子どもたちはそんな教師を乗り越えて大きく成長し、変わり続けることができるのです。
子どもは変わる。その事に確信を持つことの大切さを学んだ再開でした。
中学校に勤務していると、それが7年ほどで経験できます。学校現場では、異動の時期が早くなっているといいますが、それでも中学校では教え子が教育実習生として学校に戻ってくるのを経験できる職員は少なくありません。
教え子を教育実習生として迎えるという経験は、自分の教育実践を振り返るうえで、私にとっては大変大切なものでした。一言で言うと「子どもは変わる」という実感をもつことができるのです。
その教育実習生は、私が担任として受け持った生徒でした。何事にも卒が無く、学習への取り組む姿勢は申し分ないのですが、いつも同級生の幼い言動を冷ややかな目で見ているような印象が私にはありました。教育実習に来ると聞いたときに、果たして勉強が得意でない子どもの気持ちをくみ取り、励ますことができるのだろうかと心配したほどです。
しかし、授業を見せてもらい、私の心配は吹き飛びました。質問になかなか答えられない生徒の沈黙を待つ眼差しの優しさ、どれほど的外れな答えであっても、その発言を大切にしながら授業を進めようとする姿勢。素晴らしいものでした。
授業反省会の席の後、高校・大学を通じ自分がどう変わったのかという説明を聞き、私は納得しました。(どんな話であったかは別の機会でお話しします)それと同時に、自分がいかに子どもの一面しか見られていなかったのかがよくわかりました。私たちは、会議の中で子どもの人物像について語る機会があります。しかし子どもたちはそんな教師を乗り越えて大きく成長し、変わり続けることができるのです。
子どもは変わる。その事に確信を持つことの大切さを学んだ再開でした。