教育相談室 かけはし 小中連携版

ある小学校に設置された教育相談室。発行する新聞「かけはし」が、やがて小・中3校を結ぶ校区新聞に発展しました。

中学校見学会へ向けた小学生の質問と回答①

2006年10月01日 | 小中連携
Q 小学校と中学校で一番ちがう点は何ですか
A 小学校を卒業すると、中学校への進学が保障されています。北町と東町に住む皆さんは、全員が東町中学校へ入学できます。しかし中学校を卒業すると、その後の進路は自分で考えなければなりません。小学校が義務教育の入り口であるとしたら、中学校は義務教育の出口です。社会がみなさんに要求する教育は、中学校で終わるのです。義務教育というのは、①自分自身の将来の生き方を身につけると同時に、②将来の主権者にふさわしい知識と判断力を身につけるところです。そのため中学校を卒業すると、これらの力があると判断され、その後は義務教育9年間でつけた力をもとにして自分でその後の生き方を考えなければなりません。高校に進学するのか、就職して社会で働くのか、自分で自分の道を考えなければならないのです。卒業後の道を自分でつくる、それが小学校と中学校が一番異なる点です。