最近、目立ってばかりのカウンセリング研究所の片山だ。
隣は、タコ壺保健室。。。
ところで、今日は、山本昌の引退会見があり、食堂のおばちゃんの阿部さんは、
「びえええええええ」
と泣き、
「いくら年だからって、あんまりだあああああ」
いや、落合はロートルなベテランに、記録を達成させるまで、よく待ったと思うがね。
落合の心遣いじゃないか、と言えば、
「う～ん。。。落合ならありえるかも…」
と思い直している。
単純なばあさんだ。
「ところで、原の次は誰だ」
ゲンキンなばあさんは、中島教授に向き直った。
「あ？そんなもん、川相にきまっとるだろうが。他に誰がいる。江川？ダメダメ。あいつは、やらんよ」
「んじゃ、誰がいる」
「誰かいるか？」
「思い当たらねえ。。。」
「駒田は？」
「新庄に何本敬遠球を打たれているか、ゆーつーぶみてみたまえ」
ゆーつーぶ…。
「んじゃ、阪神は？」
「アニキはいわく、亀山…」
そんなジョークかましっとたらしい。が、
「あ、でもいいじゃないか」
「ヘッドコーチで新庄ってことで」
「バカか」
どうやら、嵐熱も少しずつ冷めてきたタコ壺が、和田解任に気をよくしてきた。
が、そのあとの監督は誰だ？には、思い当たらないらしい。
「誰がやっても、同じやでえ、フロントがかわらん限りは。阪神の体質が変わっていれば、V９はおろか、V10でもV20でもかましたるで」
「ほーそーかね」
中島教授が宿敵の監督交代を、冷めた目でみている。
「だいたい、監督が誰になる、オーダーがどうだこうだって、おまえら阪神ファンはなんなんだ」
「26番目の選手やのうて、２番目の監督や」
そうだな、誰がやっても同じだって、よおくわかる発言だな、こりゃ。。。
阪神ファンも、おもろいなあ。。。
で、マジで亀山だったらどうする？
藤川だよ。
オレも独身なんだが。
少なくとも、福山よりスペックが高いはずなんだが、何でオレはまだ独身なんだ？
何で、彼女いない歴数カ月なんだ？
今朝の朝会で、養護の布川が、
「みなさんご存知のように、福山雅治の結婚報道から、女生徒が数名入れ替わり立ち替わり保健室に登校するなり押しかけて参りまして、現在でも２名の生徒が保健室で泣いております」
と、報告した。
「女子高校生特有の連鎖反応的な症状だとは思いますが…」
要するに大迷惑だ、というのだ。
まあ、そうだろうな。
ほんとうに具合の悪い子が利用できない。
だから、そのくらいのことで保健室許可だすな、と言っているんだ。
「ですが、早い話、便乗組も多いということ、いやほんとはどうでもいいことなんですが、授業をうけるのがめんどくさいから保健室で泣いているっぷりをした、ということだろうと思います」
タコ壺より辛辣だわ、この女も。
いい女なんだが、何より結婚しているのが壁だ。
誰だよ、こんないい女を先にかっさらったのは…。
と、俺もどうでもいいことに妄想を膨らませていた。
う～む、考えてみたら、福山って46だろ？10代の女の子が、ショックを受けるっていうことじたいがヘンな話だ。
アラフィフのおっさんが、30代前半のいい女をつかまえていい思いをした、と思うだろうが、世の中の若い女房を持ったおっさんに聞いてみろ。
とてもじゃないが、体が持たないっていっているから
いや、若かれば若い方がいいに決まっているんだけどな、でもな、やっぱりなあ。。。
「…というわけで、朝会終了。連絡事項ありませんかあああ」
あ、やべ、全然聞いていなかったわ。。。
女っ気なしの悠樹だ。
そら農場に住み込んでいれば、こうなるのは当然だよな。
朝はええしよお。
昨日から女どもがきいきい騒いでいる。
そんなにがっかりすんなよお。
俺がいるぜって。。。
彼女いない暦、２年。。。
とほほ。。。
農場のお荷物君子豚野郎は、最近、やぎの世話をしている。
やぎっていうのは、最近よく話題になる草むしり担当なんだ。
コストかかんねえし、かわいいし言うことねえよな。
でよ、何で子豚野郎がヤギの世話かっていうと、何にもできねえからだよ。
ヤギはヤギで自分の世話ができるし、子豚がついていなくても大丈夫なんだが、
ようするにあれだ見張り番。
盗まれないようにな。
「黒ヤギさんからお手紙ついたあ」
とかなんとか歌いながら見張っているんだが、マジで見ているだけなんだ、こいつ。
そらもう、じ～っと。
気持ちわりったらありゃしねえ。
「白やぎさんたらあ、読まずにたべたあ」
誰か、コイツ、引き取ってくれよ、頼むから。。。
今も隣の部屋で歌っているんだああああ。
マジでキモイよ。。。
またまた片山だあ～
野村祐輔、空気よめええええ。。。
と、ラインしたら、ワンギリワンギリワンギリの嵐。
こんなことするのは、桜井くらいだ。
あいつ、ノムスケのファンだった。。。
くっそおおおおお。。。。
明日こそ！！
カウンセリング研究所のドクター片山だ。
本日勝利すれば、わがスワローズが優勝だ。
待ちに待ったこの瞬間、なのに、この時間はカープがリードしている。
しっかり投げろよ、久古。
今日は、笑ったぞ。
中島の阿呆がやってきて、
「女子の出席率が０なんだが
と、ぼやいている。
「あんた、それ、福山ショックだ」
「なんだそれ」
「福山も知らんのか」
「あ？広島の福山か？世良公則の出身地だろうが」
「おまえなあ、古すぎるぞ。イマドキの若者に世良公則ったってわからんぞ」
「あんたのバラードは、俺の得意技だ」
なんだ、得意技って。
「何だ違うのか？」
「福山雅治のことだ、昨日結婚したほれ、近鉄の吹石の娘と…」
「は？あの吹石のか？女優やっている。で、何、福山って女性ファン最後の砦っていう？は？たかが芸能人の結婚だろうが」
「それがそうじゃないんだな、昨日もな…」
と、昨日の騒ぎを話してやれば、唖然としている。
「どういうこった」
と、鍬をてこてこさせている。
「そんなになるほど、熱をあげとったのか。は～、しらなんだわ」
呆れている。
「昨日やないで、今日もや」
と、タコ壺が顔を出した。
中をのぞいてみれば、ベットは満員御礼状態。
びーびー泣いているのもいれば、ぐすんぐすんと泣いているのもいる。
こんな状態が続くのかと思うと、福山は罪なことをしてくれてたと思うわ。。。
てか、スワローズ、しっかりしろっ！！
お久しぶりです。
ぼくが主人公のへちま細太郎
です。
孝太郎先輩の家の別荘は居心地がよくて、勉強もはかどる。
農作業もはかどる。。。
これなら御隠居のところでも同じじゃね？と思うだろう？
そうじゃないんだよなあ。
ぼくら、強制されてやりたくない世代なんだよね。
だから、別荘の周りの草刈りからはじめて、野生化した野菜の周囲を少しずつ土を改良していって、買ってきた青梗菜とか上手に植えてこれから冬に備えようって話。
要するに居座っちゃおうぜえい、ってことになった。
でもって、資金も底をついてきたので、バイトをすることになった。
ぼくは、回転ずし。
握らせてもらえるわけじゃないので、掃除だの注文されたものを運んだりが主な仕事。
そこそこのバイト料だったので、いいお金にはなった。
で、この回転ずしにはクレーマーなオバちゃんがいる。
わけのわからん「美味しんぼ」理論を展開し、私は食通、実在する海原雄山とでもいうべきか、いやいや女性だから栗田ゆう子を気取っているわけだ。
いやはや回転ずしにきて、何を言うだ。
「今日のお寿司は生臭いじゃないの！！」
って、おまえお寿司は魚だろうが。
それとも何か、全部焼いて出せと？
で、今日の昼に来て、さっそく注文したのが、
「アンキモお願いね」
というので、アンキモのお寿司を運んで行ったら、
「何よこれ！！」
と怒り出した。
「アンキモですけど？」
と、答えると、
「こんなのアンキモじゃないわっ！！」
と、またまた絶叫。
これがアンキモじゃなかったら、何をアンキモっていうんだ？
「店長呼んで、店長」
という声とともに、うんざりした店長が登場した。
「ここのお店じゃアンキモおいてないの？」
「だから、アンキモですが？」
「あなた、アンキモの何たるかがわかってないの？」
は？
「アンキモは、アンコウの肝のことで、これが肝ですよ？」
「何言ってんの？」
「いや、だから肝のことですって」
「馬鹿じゃないの？物も知らないかしら？」
は？
「アンキモって、アンコウのキモイやつのことよ！！」
あ？
「まったく、キモイの持ってきて早く」
あ、いや。。。。
「キモイのよ、キモイの」
席についていたお客さんも、食べる箸をとめて唖然。
「内臓とか、そういうの」
…。
マジで正気でいってんの？このオバサン。
で、困っている店長を振り返りつつ、奥に引っ込んで、
「これ、もらいます」
と、魚をおろしたときに出た内臓をさらに盛り付けて店に出た。
「お待たせしました。キモイのです」
と、ぐにょぐにょしたヤツを目の前に差し出した。
「ぎゃあああああああ」
オバサンは、悲鳴を上げて店から飛び出していってしまった。
店長はじめ、全員が拍手喝采をしたが、僕はあることに気がついた。
で、外に飛び出し、
「お客さあああん、お勘定忘れていますよ～」
と、叫んでやりました。
明日も来るんだろうなあ。
ただ飯が目当てだもんな。
＊ちなみに、アンキモをキモイの、といったオバサンの話は実話ですｗｗｗ
引き続いて、カウンセリング研究所の片山だ。
嵐ボケの匿名希望の東山も度肝を抜く発表があった。
そうだ、福山雅治の結婚だ。
それも、吹石一恵だと？
あの吹石の娘だろ？
近鉄の。江夏の21球のときの。。。
午後、このニュースが流れたとたん、大学の女子学生がこの研究所にやってきて、号泣。
さらにやってきて号泣。
もっとやってきて号泣。
タコ壺も過呼吸でひっくり帰った女子大生で、ベッドが満員。
きけば、高校の保健室も数名がショックで泣いて泣いて泣いて、泣き疲れて寝てしまうもの数名。
大学の保健室も同様の有様だそうだ。
あげく、女子職員もショックで早退したそうだ。
どこがいいんじゃあ、そんなにショックかあああああ。
「ショックですかね」
「そらショックだろ」
「あんた、誰が結婚したらショックだ？」
「う～ん。。。」
タコ壺よ、考え込むくらいなら、現実を見ろよ。
「桧山より、嵐か？」
「ああアイバちゃんが結婚したらショックかも」
おまえな。。。と、わが教え子の桜井を見れば、PCでニュースを読んでいる。
「おまえはショックじゃないのか？」
と、聞けば、
「良太が結婚したら、ショックで立ち直れないかも」
と、いいつつ、今日は甲子園で讀賣戦か、とつぶやいている。
「そんなことより、今日負けたらアウトだねえ。あ、カープが勝てばいいんだけど、それよりモバゲーはもう無理だよなあ」
なんだこいつは。。。
「福山はカッコイイ、それ以上に良太はカッコイイ。それ以上にドアラだああ」
と、奥で泣いていた女子大生の一人が、
「ドアラって…」
と顔を上げた。
「キモイじゃないですかああああ」
と絶叫して、失神した。
一瞬、しら~っとした空気が流れたが、
「どんなにがんばっても手の届かないものだから、みんなショックを受けるんだよな。妄想してっからこんなことになる。期待しなきゃ何でもうまくいくんだよ」
と桜井が冷めた口調で嵐のポスターを眺める。
こいつこんなヤツなのか？
「おまえ、恋してんのか？」
「鯉くらいしている」
「ぶああかもんんんん！！」
「虎ってるし。。。最近、陽岱鋼大好き
」
「おまえってやつは～！！」
桜井はペロッと舌を出し、
「家族になろおおおよおおおお、かずえええええ」
と、大声で歌い、カウンセリング研究所とタコ壺が、さらに号泣の渦と化したのであった。
カウンセリング研究所の片山だ。
隣は、タコ壺保健室。
保健室だが、私の寝室。
園芸学部の中島もそうだが、俺もあんまり家に帰っていない。
いまさらカミサンの顔を見るのもなあ。
たまに、中島の女房の顔もみてやるが…。
うちのカミサンはジャニーズには興味がないらしいんだが、ここ数年は中日の浅尾を眺めてくらしている。
どうせ、俺とは顔が程遠いわ、くそ。
たまに家に帰って山田哲人の顔をはりつけておくんだが、そのうち気もかわるだろう。
タコ壺保健室は、嵐のコンサートから週もかわったというのに、まだ頭の中がお花畑と化している。蝶々が５つも飛び交っている。
阪神の球団旗が飾られていたところに、嵐のポスターが貼り付けられ、桧山のユニホームが片付けられてTシャツがぶら下がっていた。
いつもなら登校間もなく保健室にかけこんでくる中高生を叩きだすのに、今日も叩きださない。
「あらそう～♪」
と上の空。
どこがいいんだかわからん小僧どもだが、あれで30代とはおそれいった。
そうか、いつもヒマそうにしている（仮）嵐軍団よりも年上か。。。
そう考えると、30代というのは…、幼くなったもんだのう。。。
で、おいタコ壺、しっかり仕事せい。。。
阪神が痛い２連敗で広島にぬかれそうだぞ。
は？そんなことはどうでもいい？
心はすでに東京ドーム？
クライマックスか？
なんだ、年末の５大ドームコンサートか。。。
そんなものは神宮でやれ。
キャンデーズもやったんだぞ。。。って、あれは後楽園球場か。
くそ。。。
ことみよ。
うちのバカ亭主が、シルバーウィークに仕事をトンズラしてバイクで逃亡しやがった。
どうもうちのクソオヤジの跡継ぎ発言がカンに触ったらしく、その仕返しのつもりらしい。
おかげで法事がてんてこまい。
オヤジは親戚の人間を集めまくって乗り切ろうとしたんだけど、義姉の京だけでは回りきらず、そこで法華さまのダンナさんののぶちゃんを引っ張り出して、坊主かわりにしたんだけどね。
このウスラでかいのは、一度京さんの棒斐浄寺にこもっていたおかげで、少しはお経がよめるらしい。
檀家さんには、
「ダンナさんどうしたのけ？」
と聞かれてそりゃ困ったわよ。
23日に爆音とどろかせて帰ってきたときには、恐ろしい数の嵐グッズと東北土産をぶちまけて、
「ここあちゃん、ここみちゃん、大好きな松潤のグッズだよ～」
といったもんだから、娘二人が大喧嘩の奪い合い。
しまいにはせっかくのグッズで殴り合いをして、グッズを壊してしまうありさま。
「びえええええええええ」
という大泣きに、息子３人と生まれてまもない弟もつられて大泣き。
とんでもない騒ぎになったのよ。
「ずんだずんだ～」
と、当の本人は鼻歌を歌いながら、部屋の中にこもってその後爆睡しやがった。
オヤジは激怒していたけど、百合絵さまの
「あら、ずんだ餅。おいしそう」
のとぼけた発言に戦意をなくしてしまった。
まったく…。
みんな大人気ないわよ～。
試合、負けちゃったみたいだね。
ご声援ありがとうございました。
J3に落ちたら、おそらく上に上がってこないかも・・・、
と、サポーターが嘆いておりました。
近くの人は、ぜひ応援してくださいね。