へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

快適JR西日本

2007-08-31 16:15:00 | へちま細太郎
悪臭消えず、JR宝塚線が運休 「我慢しきれず・・・」(朝日新聞) - goo ニュース

タコ壺保健室

JR西日本は、JR東日本と違って、そりゃ、乗り心地はバツグンなんだ。
快適だよね。

よい香りもして…

気持ちがわかるだけに、運転室に簡易トイレとかおいておけばいいのに、と思った。

剛おにいちゃんの休日1

2007-08-31 15:49:25 | へちま細太郎

こんにちは、へちま細太郎です。

お盆休みのなかった剛おにいちゃんが、帰ってきました。
「世の中には事件事故が多すぎるよなあ」
と、シャワーのあとのビールでホッと一息つけると、ごろんと横になりました。
「ああ、疲れた疲れた」
リカがそばによって行って、くっついてねっころがると、
「うわっ、こいつ暑苦しい」
と慌てて飛びおきました。
リカは片目をあけてじろりと剛お兄ちゃんを見て、にやりと笑ったように見えました。
「全く、なんだって母親によく似た犬なんだっ
「母親って私のことかい」
おばあちゃんが、どっんと枝豆をテーブルに叩きつけると、
「あ、いや、別に…」
と、言い訳し、
「この枝豆うまいなあ、さすが手作り」
と、ごまかしました。
「うるさい、わざわざ買ってきてやったんだよ」
警察官といっても、やっぱりおとうさんの弟だなあ。
と、ぐうたらしている剛おにいちゃんの携帯にメールが入りました。
「『帰ってきているのはわかっている。頼みたいことがあるから、さっさとタコ壺保健室に来い』…?なんだこりゃ」
匿名希望の東山先生、いったいおにいちゃんに何の用?


おとうさんの主張

2007-08-29 22:58:32 | へちま細太郎
細太郎の父のピカイチです。

この夏、仕事のあとのテニスのおかげで日に焼けました。
いやあ、ほんと、よく焼けたよ。みるからに、夏の男だね。
なに~?どこが焼けただと?
焼けたんだよ、これでも、わかるでしょってのっ
ほれ、袖をめくってこの通り、やけてっぺ
俺はこれでも日に焼けたのっ

藤川先生のぼやき

2007-08-28 17:36:07 | へちま細太郎
はあい、子猫ちゃんたち、君たちの藤川だよ~

おお、久しぶりのこのあいさつ、なんてたまらないひびき。
うるうる
そんなこと言っていられないような夏休みのお盆だった。
一番上のでかい腹の法華姉とその夫ののぶちゃんは、のんきに新婚旅行を決め込み、軽井沢の別荘に避暑に行き、二番目の姉は姉で、やれ嫁もらえだの、元夫の親戚に手ごろなお姫様がいるからどうだ、と口やかましい。
出戻りは出戻りでおとなしくしていろって感じなんだよな。
まあ、そんなある日、たまたま我が家に飲みに来たけんちゃんとこの出戻りが意気投合しやがって、朝まで大騒ぎだ。
俺としては、静かなお盆休みにしたかったんだが、このロクデナシどものおかげでストレスがたまりっぱなしだ。
さらに、藤川家の墓参もしなくてはならず、そうなったらなったらで、一族よりも多い家臣団っていうやつらが押しかけてきて、作り笑いの毎日だ。
そういうやつらに限って、姉同様、
「奥方様はまだか」
「旧華族ではなく、金持ちであればよいのではないのけ?」
などと、まくしたてられてムカつくことしきりだ。
なんか、まともな生活がしたいんだけどな。

ところで、けんちゃん、なんであんた、俺んちにいるわけ?
なんか、いやな予感がするんだけど…。

中島教授のたわごと

2007-08-27 18:35:09 | へちま細太郎

私が、孟宗学園にその人ありと知られた中島教授だ。
今日も、私の愛する蘭…パフィオ・ペディルム・ペンダントグッズは、元気だぞ。
ますますもって美しくあでやかになっていくんだな、これが。
(作者注・こんな花、ありませんからね)
夏休みは、学園のカウンセリング研究所と隣接のタコ壺保健室に主どもがいないのをいいことに居座ってやった。
心配ではないか、パフィオ・ペディルム・ペンダントグッズに水もあげなくてはいかんし、話しかけてあげなくてはいかん。
繊細なんだ、彼女は。
彼女は、な、バカで元気なやつらの“気”を吸収すればするほど、あでやかになっていくんだ。特に、高校のサッカー部のバカどもが大のお気に入りでな、あいつらがくると身をふるわせて喜ぶんだ。
さては、(仮)亀梨&山下軍団のだれぞに恋をしているのか、とも思える。
察するに(仮)亀梨1号の悠樹のような気がするんだが…。
私がここまで育てたパフィオ・ペディルム・ペンダントグッズは、もはや私の命、妻といってもいいほどだ。
そういえば、しばらく家に帰っておらんな。女房の顔も忘れてしまった。どうせ、あっちも同じことだろう。
さてさて、この保健室のベッドは合宿所や寮と違って寝心地がいいんだ。あの片山のロクデナシばかりに占領されてなるものか。
おっと、匿名希望の東山が帰ってこないうちに、ジャイアンツグッズをしまっておかなくてはいけない。
私の宝物だ。
パフィオ・ペディルム・ペンダントグッズも大のお気に入りだ。
匿名希望の東山がまくしたてる関西弁やら六甲おろしは、このうるわしい花にとっては害以外の何物でもない。特に、桜井がこの保健室にサボりに来るたびに歌うチャンステーマは、腹が立つ。さらに、ピッチャー交代に歌う、あの日本昔ばなしの替え歌はなんとかならんか
今年は優勝に決まっているからな。
ほえづらかくな、タイガースファンめ。







残暑でざんしょ

2007-08-26 20:56:03 | へちま細太郎
こんばんは、へちま細太郎です。

暑いなあ。 ぼくは、けんちゃん先生に手伝ってもらって、夏休みの宿題を終わらせました。う
ちにあるものでけっこう理科の実験ができるものなんですね。
いちばんびっくりしたのは、食パンを新聞紙にのせておくと、新聞紙がきれいになってしまうことでした。
「げっ
おとうさんと藤川先生は、白くなった新聞紙をみて驚きの表情です。そして、
「おめえの腹の中が白くなっていかっぺ」
「ど~ゆ~意味だ、そりゃ」
と、いつものブラック漫才をはじめていました。
食パンを食べてお腹の中が白くなるのなら、世の中の腹黒い人たちは、みんないい人になる…はずだよねえ。

夏風邪は、バカでもひかな…い?

2007-08-24 23:20:23 | へちま細太郎
こんばんは、へちま細太郎です。

仕事にテニスに忙しいおとうさんですが、できればデートにで忙しい…とみんなは思っています。
ぼくが思うにおとうさんは、女の人は大好きなんですが、でもほんとはおかあさんのことが一番好きなんだと思います。
だけどなあ、今のおとうさんを見たら、きっとおかあさんはがっかりするんじゃないかな。だって、カッコ悪いもんね。
今日だって、連日の熱帯夜のおかげでエアコンつけっぱなしで寝てしまい、寒気がするだの鼻がつまるだの、くしゃみが出るだの、頭が痛いだのとわめいていました。
「夏風邪はバカでもひかないんだよっ、ほんとにこのバカ息子っ
おばあちゃんはカンカンに怒って、氷嚢をたたきつけるように額にのせ、氷枕におとうさんの頭を押しつけるようにぐいっとのせました。
「優しくできないのぉ~(〒.〒)~」
おとうさんは、情けない声を出しながらふうふう息をしていました。
「ほそたろぉ~、おまえは大丈夫かあ~」
「ぼく、バカでもひかないような風邪にはかからないよ」
「ほ、ほそたろぉ~
おとうさん、おとうさん、おとうさん。
おかあさんが見たらがっかりするよ。