へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

TAKE ME HIGHER

2016-04-24 22:18:58 | へちま細太郎

こんばんは、へちま細太郎です。

大学生活もけっこう楽しく、しかし疲れる毎日を送っています。
が、隣の部屋のおっさんヤンキーのせいで、ぐだぐだではありますが。。。
つ~か、何なの、あのおやじ二人は。。。
毎晩毎晩、俺たち二人を部屋に連れ込んで、
「ウルトラマンシリーズ」
を見せまくるんだ。
現在、やっとタロウだよ。
カラオケいけば、V6の「TAKE ME HIGHER」ばっかり歌っている。
おかげで、自分がウルトラマンになった夢を見ちまった。
「俺もだよ」
「高瀬舟」を読んで医学の道を志したたかのりも同様で、
「セブンになって、アンヌ隊員にプロポーズしちまった」
「ああ?」
「ウルトラマンシリーズで、結婚式あげたのって、ティガだろ。なんでだよ~、俺、彼女もできてねえのに」
いや、たかのりはまだいいって。
「俺は、巨大化してなぜか江戸時代に逆戻りして、美都城にいた美都田吾作を踏みつぶしてた」
「おまえ、口が裂けてもそれ言えねえよな」
日曜昼下がり、男二人でファミレスで飯食って、アパートじゃできない愚痴をこぼしているって、なんか悲しいぞおお。。。
ところで、副住職のおやじ、なんで寺をおん出されたんだ?

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細太郎の一人暮しをする

2016-04-14 13:52:29 | へちま細太郎

はい、お久しぶり、おばあちゃんよ。

孫の細太郎が、めでたく大学生になってくれて、ホッとしたのも束の間、美都からつくばった町まで通学するのがめんどくさい、と言いだし、反対しようが言ってきかせようがテコでも動かないので、結局、おバカな父親が折れてしまった。
以前なら「離れるのがいやだ」などとぬかしていたくせに、
「あいつがいない生活に慣れた、一人立ちけっこうけっこう」
と、こっちがおまえに言いたいわ、というセリフをかましてくれた。
まあ、確かに、つくばった町は交通の便が悪く、都会向けの電車は開通したんだけど、田舎向けの交通機関は、バスときている。そのバスだって、路線バスにいたっては利用者が極端に少ないので、1時間半に1本あればいい方よ。ましてや美都からは、JRからバスに乗り継いで、とめんどくさいったらありゃしない。孟宗へはスクールバスが通っていたからいいけど、国立大学はそんなものは出ていない。車で通学させるよりは、と腹をくくったら、バカ殿んちのいとこの孝太郎君が株だかでもうかったお金で資産運用のアパートを建てたそうで、ここへ住むことになった。
「条件は、きれいに住むこと、女連れ込むな」
という厳命をあの二人がきくかどうか。。。
たまには顔を出すね、と言ったら、
「おとうさん以外ならOK」
という返事が返ってきた。
やっぱり、ひなまつりの女装とリカちゃん人形が、まだ尾をひいているのねえ。
「なんなら、俺も隣に住んでやるぞ」
と、バカ殿が言い出し、強引に借りてしまい、息子が悲鳴を上げたのには、笑った。
で、気がつけば、何で副住職まで住んでいるのよ、という事態にまで発展し、細太郎の前途多難な大学生活に、おばあちゃんはため息をつくのでした。
ところで、副住職よ、何で一人暮らししているんだ、悪いことしたら、昔みたいに捕まえてやるからねっ!!

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神宮だよ

2016-04-03 14:35:37 | へちま細太郎

4月でございます。
何と、ぎりぎりでつくばった大学に合格しました、へちま細太郎&たかのりです。
合格が決まってから、車の免許を取りにいく間もなく入学の準備に追われ、現在に至ります。
住む場所は棒斐浄寺と冗談かましたら、くそ親父が信じてしまい、偉そうに説教かましてきました。
住むわけねえだろ、あんな山ん中。
で、
「だったら、うちのアパートに住めば」
と、またまた孝太郎先輩が手を差し延べてくれた。
「株が儲かったから、アパート建てた」
と、めんたまが飛び出るようなことを言い出した。
「大丈夫、孟宗の人間には格安で貸している。そのかわり汚すなよ」
と、念を押された。

で、仲間4人で東京に来ていて、神宮で野球観戦中。今日はしんいちも練習休みで、我らがスワローズの応援に来ている。
中日戦だからね、当日券は余裕で買える。そるにしても、ガラガラ過ぎるだろう。昨日、東京ドームに日ハム主催のSoftBank戦を見に行ったが、外野も内野は満員だった。
セ・パのトリプルスリーを見られて満足だな。
おっと、逆転したぜ。いただきます

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