へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

支持率

2010-05-31 20:44:01 | へちま細太郎
タコ壺保健室では、ネットでニュースを見ていた匿名希望の東山が、
「支持率20%きりよったでぇ」
と、民主党が嫌いな桜井に伝える。すると、
「真弓も辛かろ」
と意味不明な発言をした片山教授がゲタゲタと笑った。
「何?」
匿名希望の東山の眉が吊り上がる。
「それを言うなら高田はなんだ」
「生え抜きじゃないやつは、知らん。クサレ読売の出身だしな」
と、言ったとたん、窓がガラリと開き、
「7番レフト高田、背番号8~、高田の悪口は許さん」
中島教授だ。負けていない片山教授も、
「名選手必ずしも名監督にあらず」
また、始まったよ。
どっちでもかまわんが、俺はトルシエがいい。
けんちゃんだあ~。
岡ちゃん、がんばれ。オウンゴールはなしだぜ。
「鳩山はオウンゴールぶちかまし」
桜井、あたってるだけにキツイな

こども手当てが欲しい

2010-05-30 23:40:16 | へちま細太郎
「こども手当てまだかな」
「さもしいなあ」
「何言ってんだ、学費はかかるし、でかくなるし」
「そんなに給料安いんかあ」
「安くはないが、高くもない」
「ふうん…」
そんなにあてにしなくちゃいけないもんか?と、独身の俺は思うぞ。
バカ殿でした~
俺も早くこども手当てが欲しい身分になりて~

おかまきがい~

2010-05-29 23:57:23 | へちま細太郎
こんばんは、へちま細太郎です。

部活が終わって学食でごはんを食べようかな、とみんなで体育館を出ようとした時、「お、いたな」
と汚いおっさん…ではなく中島教授がやってきた。
「暇なら草むしりせんか、バーベキューをするぞ」
「バーベキュー?こんな寒いのに?」
中島教授は、
「そんな常識はこの偉大なる我輩には通用せんぞ」
そうだった…。
「わかった手伝うよ」
僕たちは大学の園芸学部に向かい、すでに泥だらけになっているサッカー部の先輩たちが、
「バーベキューはソーセージ~」
と、意味不明な歌を歌っているのを発見した。
「それでも足りなきゃ陸巻貝」
と、ますます妙なことを言っている。
「なんだ?おかまきがいって…」
と、顔を見合わせた。
「これだよ」
先輩がむにっとしたものを目の前に突き出してきた。
「ぎえっ
慌てて飛びのくと、
「バカ野郎、なめくじぐらいで驚くな」
と、先輩はひょい、とひっくり返して、
「これ、貝に似てね?」
「似てねって…」
「ばあか、なめくじやかたつむりは巻貝の仲間だ」
そういって先輩はなめくじを亀の中に放り込んだ。
「たくさんたまったぞ~」
「喜三太かあ~」
そんな光景に僕たちがビビるはずもなく、つまりなめくじごときに驚くわけないので、バーベキュー目当てにせっせと草むしりを始めたのであった。
だけどさあ~、バーベキューに出たホタテ貝をなめくじだなんて、言わないで欲しかったなあ~。
食欲なくすぜ

素直になれなくて

2010-05-27 23:18:05 | へちま細太郎

「いいのぉ、このドラマ」
と、鎧甲のおじさんが、ドラマをみてしみじみといった。
「わしもドラマのように惚れた女子がおっての」
「うんうん」
藤川先生とおとうさんが頷く。
「やっぱり人妻でのぉ」
「うんうん」
勝手にやってろ。
へちま細太郎でした。

ところで、見えないっていっているはずのおとうさんまで、なぜうなづくの?


文化祭だ

2010-05-26 23:06:53 | へちま細太郎
「今年何をするからなあ」
と、藤川先生がつぶやいた。
「今年は無理だぞ」
台本を読んでいた鎧甲のおじさんが顔をあげた。
「毎年できるかっ」
「それはそれで寂しいのぉ」
どっちなんだっ。
へちま細太郎でした。

久しぶりに登場してみれば、何なんだ…。

(-.-;)