へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

巨人・阪神・中日・ヤクルト場外戦

2014-04-02 13:52:26 | へちま細太郎

こんにちは、へちま細太郎です。

4月になって、学校きてみりゃあ、とんでもない騒ぎが…。
「西岡コールしてやったのに、『くたばれ讀賣』ってえのは、何なんだ!!」
「してやった?してやっただと?讀賣は、恩を売るのか!!」
「売ってはおらん、喧嘩を売ったのはおまえら阪神ファンだろうがあ」
「それはそれ、これはこれ」
タコ壺保健室は、開幕戦恒例の巨人・阪神場外戦が勃発していた。
開幕3試合め。強打の巨人に対して阪神は、こともあろうに広島からFA移籍してきた大竹に投げては抑えられ、打っては猛打賞で大敗をきっした。そんな中での西岡の事故だ。
「すいませんねえ、勝っちゃって」
すました顔の阿部さんが、茶をずすり。
「何?」
匿名希望の東山先生の顔がさらに険しくなった。
そういえば、昨日、藤浪がやられちゃったっけ。
「OB予想もどんべのうちには、他山の石だ」
今度は、片山教授がタコ壺秘蔵の梅ジュースにアルコールをブチ込んで台無しにした飲み物を飲んで、ほ~っと息をついた。
「傘をさすとだなあ、自然に歌いたくなるんだよ、東京音頭の替え歌を~」
「いううかああ!!」
中島教授の怒号がする。
「ドアラ、まだ宙返り成功してないじゃないか」
片山教授が、じゃなくてつば九郎の人形をくるりんぱした。
「けがしなきゃいいのよ!!悔しかったら、ペンギンも宙返りしてみな」
「燕太郎がやっとるわ」
「なんだ、それは、新種のペンギンか?」
「違うわ!!」
毎度のことながら、どうなってんだ、ここのカウンセリング研究所は。
このまま、CARPファンとベイファンが乱入しないことを祈りたいよ~。