へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

ショスタコーヴィッチって誰だ

2018-02-20 15:09:50 | へちま細太郎

こんにちは、へちま細太郎です。
本名は近藤翔(こんどうかける)です。
はい。
でも、みんな俺の本名間違えるし…。
双子なんだけど、会ったことないし、でも、相手の名前はわかる。
翼「つばさ」。
どういう感覚してんだ?うちの両親。

さて、昨日、医療ドラマは欠かさないたかのりは、例のごとく「アリアドネの弾丸」っていうドラマをみてた。
前にみて本も読んでたけど、最後の最後になって気持ち悪くなってやめた。
で、北村審議官が殺された時にかかっていた曲が、
「ショスタコーヴィッチ」
だったというセリフに、
「違うよ~ぐっちぃ、これはモーツアルトのピアノ協奏曲20番だよ~」
と返してきたセリフに、
「そうなのか?」
と、たかのりが聞いてきた。
「知るかよ、誰だよ、それ」
というわけで、YouTubeを開いて、まずはモーツアルトのピアノ20番を聴いてみた。
よく耳にするのは2楽章の方だよね?それに対して1楽章の方は、なんかこう暗い。あとから、ショスタコーヴィッチを聴いてみたけど、
「う~ん、区別つかねえな」
と、たかのり。
「ショスタコーヴィッチというのはだな」
という声が聞こえてきたと思ったら、なんと鎧カブトのおじさんじゃないか。
「おじさん、何、幽霊でも聴くわけ?前衛的なクラッシックを」
鎧かぶとのおじさんというのは、現代に現れたあの世のご先祖様で、テレビドラマに現を抜かしている間に帰りそびれてしまったという、変なご先祖さまの一人だ。
「何、鎌倉のおじさんも、あれ、聴くの?」
たかのりも、ご先祖様が共通だから、おじさんとも共通のDNAは保有しているはずだ。
「演劇やっているとだな、そういう赤い思想を持ったやつもたまにはいるんだな」
「影響されちゃったわけ?」
「なんでだ?お前らが鎌倉時代と呼ぶ世の俺様が、あんながっちゃんがっちゃんいう曲を好むと思うか」
おじさんが、最近ももクロのファンだっていうことに、ぼくらが気づいてないとでも思っているのか~。
なんにしても、俺たちは重たいクラッシックは聴かない。荘厳な曲も苦手だ。
ショスタコーヴィッチとモーツアルトのピアノ協奏曲の区別もつかないんだから、ドラマの推理の展開もわからんよな。
しかし、仲村トオル、原作よりいい味だしているぜえい。
で、ほんと、ショスタコーヴィッチ、まあ、なんだな、それを語るほど、俺ら、なんも考えも思想も持っていないんで。お叱りのコメントと、内容に期待していた人、ごめんなさい。

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金メダル・銀メダル

2018-02-17 14:43:31 | へちま細太郎

こんちは、へちま細太郎です。

バイトの合間にみんなでオリンピック中継を、おいしいお茶で楽しんだ。
俺的には、スノボがかっこよくて最高によかったんだけど、選手のチャラさもまたスノボらしくていい。マッチョでスポ根なやつが飛んで行ったって、ひとつも面白くもなんともない。
キラキラ雪しぶきの中、華麗に宙を舞うスノボやモーグルは、楽しみから生まれた人間らしいスポーツといえるな。
ところで、バイト先のおばちゃんが羽生の大ファンで、
「今日はゆず茶」
と、おひるごはんを食べ終えても仕事を再開しようとしない。
「そういえば、おばちゃんねえ、若いころ、長野オリンピックを見に行って、田村岳人に片思いしちゃったのよねえ」
「は?」
たかのりは、お茶を吹き出し、たまたま来ていたまたいとこの亮ちゃんは、道明寺をのどに詰まらせた。
「だれっすか、それ」
「誰って、あんた、フィギュアスケート界きってのイケメンよお、宮原知子の隣に座ってんじゃん」
あ、そういえば、ジャニーズ系イケメンがいたわ、隣に。
「そうそう、それそれ」
そうそう、それじゃなくて、テレビみよう、てれび、おばちゃんの好きなゆず茶が出てきたよ~。
というわけで、圧巻のゆず茶より、フリーの点数がよかったのか?宇野昌磨。
あ、一歩及ばずか…。
金メダル銀メダル、おめでと~。
町田樹が出ていたら、面白かったのに、と内心でひねくれたことを考えていた俺でした。
田中刑事くん、今晩寝られないだろうなあ。。。

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キチローは相変わらず元気ですよ

2018-02-03 11:09:40 | へちま細太郎

こんちには、へちま細太郎です。
一応、大学生やってます。一浪したので2年生です。
寒いですな。。。

つくばった町にあるアパートは、孝太郎先輩が建てたもので安く借りて住んでいる。
同じ大学の荒波たちは、アパート強引に引き払われて、藤川家の農園に住み込みのバイトをしている。
まかないつきだし、言うことないんだが、逆にこの飯がうますぎて不平不満なんだそうだ。
贅沢なやつらだ。
で、この農園には、あのキチローも住んでいる。
あまりにも仕事ができなさ過ぎて、北海道の農場にすっ飛ばされたり、沖縄のパイナップル園に放り投げられたりしたけど、全然こりてない。
こりてないのは、はるみに異様なメールを送り付けることもやめていない。
LINEをやっていないこともあってか、メールの内容も異様に長い。そのたんびに周囲に〆られているんだが、それでもやめない。アドレスは高校で使っていた捨てアドレスだからはるみもどうでもいいらしい。

で、そのメールをさらす。。。

であ、信頼なるはるみへ

教は愛に対峙の日ですね?
あ、ぼくとしたことがうっかり返還間違えてしまった。
鬼退治の日ですね。
愛を退治をしてしまったら、もともこもなくなってしまうね。
といっても、僕たちの間にはあふれんばかりの愛情と笑顔がまんさいだから、
心配はないと思うんだけど。
ぼくの農園は、阿部さんが恵方巻を嫌うので作ってはいませんが、
でもぼくは恵方巻好きです。
好きな方角は南です。
南を向いて、ぼくの恵方巻かじってみませんか?
あ、ぼくとしたことが…。
そんなわけで、ぜひ、農園に遊びにきてください

「下ネタ覚えたんだ…」
LINEに添付されたこのメールの内容が、ご隠居の目に留まり、
「ばかも~ん!!」
と怒鳴られ、今は長野の雪に埋もれた高菜の漬物工場に飛ばされている。
大丈夫か?工場の人たち…。

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