へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

和尚が2

2013-01-25 15:11:58 | へちま細太郎

こんにちは、へちま細太郎です。

お正月の時、須庭寺に遊びに行ったら、住職さんと副住職さんが出てきて、あけおめを言う前に、
「和尚が2」
と二人にVサインを出された。

副住職さんの奥さんであり、住職さんの娘であることみさんは他人のふりをしており、百合絵さまはわけがわからず、相変わらずボケかましていた。
「おしょうが、つーね」
ぼくは、小学生のころだったらみんなで大笑いしたであろうどん引きなダジャレに頭を抱えてしまった。
「笑う門には福来るだからの~」
住職さんは大爆笑して、ぼくの頭をなでて、
「どれお年玉やろうかの」
と、おけさのたもとから、スーパーボールを取り出し、
「落とし球~」
と、ばらばらと落とした。
やると思った
スーパーボールがて~んてんてんと本堂の床に跳ね返って、あちこちと散らばっていった。
「あとで片付けておけ」
副住職さんが、我に返ったようにすごんだ声を出したあと、奥に引っ込んでしまった。
いうと思った、くそボーズめ。


あけおめです

2013-01-11 18:01:17 | へちま細太郎

こんばんは、へちま細太郎です。


ぼくも今年はいよいよ、高校二年生に突入です。
ほ~そうかい、そ~なんかい。。。
ちなみに、おとうさんはまだ独身です。
菜々子も大きくなりました。
ぼくも、いとこがまた増えそうです。
お正月は、剛兄ちゃんの奥さんのおせち料理が最高でした。
次男の嫁さんなんだから、わざわざこなくてもいいのよ、なんておばあちゃんは言っていますが、
そこはそれ、できたキャリアはそこらの女性とは全然違うわ。
「さすが、東大法学部」
3が日をすぎて、実家から戻ってきた広之おにいちゃんは、自分の嫁さんの悲惨な食事に頭が痛いみたいです。
「何で、小学校の先生でいなかったのよ、私は、給食が好きだったのよ~」
と、毎日ののしられているそうです。
「地元の国立教育学部は、困ったもんだ」
もしもし?そんな発言したらいかんでしょう?
「だって、東大だよ?法学部だよ?キャリア官僚だよ?」
「それだって、同じ女じゃんかよ」
「うるせえや、ドーテーに言われたくねえ」
「同じ年のころは、広之兄ちゃんだって、ドーテーじゃないか」
ぼくがささやくと、肩までこたつに潜っていた藤川先生が、
「バカ野郎、おめえみたいなガキと一緒に考えんな」
と、みかんの皮を投げてきた。
「え?」
ぼくはふたりの顔を見比べた。
「まさか、高1でやっちゃったわけ?」
「やっちゃったよ、やりたい盛りカキ盛り
と、広之兄ちゃんが口にした時だった、目の前にジャージの足があらわれた。
「なんだって?」
「げっ、け、慶子」
足元から見上げていけば、慶子おねえちゃんが、頭から角出している。
「このバカ男~、下品、アホ、ボケっ!!」
たちまちこたつがはぎとられ、こたつの中に隠していたエロ本がみつかり、ぼくらは大目玉をくらったとさ。

これが、ぼくのお正月~その1でした。
慶子お姉ちゃん、むごいです、それ、水嶋先輩からのクリスマスプレゼントです~。
返してくださ~い。。。