へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

お酒とタバコは、大人になってから

2015-09-02 21:57:22 | へちま細太郎

はい、おばあちゃんよ。
孫が出て行っちゃって、寂しいったらありゃしない。
いったい、いつまで生きていると思う。。。

我が家の居候のバカ殿と、親戚の広之はともに高校教員なんだが、昔は恥さらしなヤンキーだった。
そりゃもちろん、アルコール摂取はむろんのこと、鼻から煙りは当たり前なDQNだった。
そのバカチンが教員になっているんだから、よも末だわね。
近頃、選挙権が18歳にま引き下げられて、ついでに酒もタバコも18歳でいいんじゃね?と言い出したやからがいた。
ナッツ姫より頭湧いてるわ。。。
さだめし元ヤンの二人も、教員らしく言うのかと思ったら、
「俺が高校生だったら、机の上に灰皿用意してもらうわ」
「俺なら、酒の自販機置くね」
と、バカな発言をしている。
「そんなこと言っても、生徒がやれば叱るでしょ」
「ところがどっこい、怒らんね、俺は」
と、バカ殿。
「何でよ」
慶子が、新聞を丸めている。
ことと次第によってはぶちかます用意らしい。そういう彼女も、元ヤン。
「だって、そんなことすれば、たちまち周りから嫌われて居づらくなるべ」
「愛煙家には住みにくい世の中だな」
バカ殿と広之は顔を見合わせて、めんどくさそうに笑った。
「そうしていくうちに、結局いつもの体育館の裏でぷかぷか。居場所なくなって退学」
「そうなの?」
と、慶子に目を向ければ、う~ん、と唸っている。
要するにあれだ、じめつを待つという姑息な手段なわけだ。
「だって、政治家さんが良いって決めたんならしょうがねえだろ」
「そんなのに投票したのは他でもない、国民なんだから。前の政権党言葉を借りれば、民意だからな」
あ~そういうことね。
「で、あぶれちゃったガキに、いかがですか?自〇隊ってオススメ」
そこまで深読みできれば、大丈夫だわ。
お酒とタバコは、今まで通りハタチから。
ま、吸わないやつも増えてきた昨今、狙いは自〇隊より、税金だろうって、おばあちゃんは考えた。
政治家に深読みは必要ない。
どうせ、目先の議員年金ことしか考えてないわよ。
え?これも深読みだって?
まさか、バカしてんのよ。

しれにしても、バカ息子は、自分には関係ないとばかりに、野球みて、大騒ぎしてたわ。
はいはいどうせうちはauですよ。
かあんけいないから。。。。


野茂妹のつぶやき

2015-09-02 14:35:00 | へちま細太郎

はじめまして私、野茂妹です。
姉と同じく、名前で呼んでもらえません。
てか、名前つけてんのかな?

姉が、今年、高校を卒業して、東京の大学へ入学してしまいました。
くそじじいと同じ屋根の下に暮らしたくない、と啖呵を切りくそじじいと大げんかして家を出てしまいました。初孫かわいさに姉を猫かわいがりしていたくそじじいは、今は見る間もなく、以前はうな重5膳の食いっぷりが、3膳に減っちゃいました。
それだって、多すぎだ。
姉は、バカ殿のお家御前騒動に辟易したっていっているけど、実際は失恋が原因だと思う。
6年間も片思いをしていて、口にすることもなかったへたれで、お家御前騒動をきっかけに仲が悪くなってしまった福士蒼太っぽいイケメンに、結局自分の気持ちを打ち明けることなく、仲が悪いまんま卒業しちゃったんだってさ。
あ、これ、姉からきいたわけじゃなくて、タコ壺保健室で片山教授たちがうわさしていたのをチラ聞きしたんだ。
バカなお姉ちゃん。
ちなみに、福士蒼太っぽいイケメンには、彼女がいるそうです。
小学校の時からの同級生で、どうやら性格が最悪に悪いそうです。
でも、顔はかわいいんだって。
だから、子ブタみたいなストーカーがついていたってさ。
どーでもいいけど。
私は姉みたいに学校を仕切りたいわけじゃないけど、この学校の男どもは情けなくて、結局仕切るハメになっちゃった。
あのね、いい加減、私を姉のミニチュア版みたいにして、おそれるのはやめてくんないかな、先生たち。
なさけねえよ。
中学生に言われちゃ、おしまいじゃあ。