最近、少なくなったキューイフルーツ栽培。みかん農家が複合経営でキューイフルーツを栽培しているのは、今は近隣で1戸だけ。その農家が、わざわざ5kg余りも持ってきてくれた。お返しにと、野沢菜の漬物と富有柿をお渡しした。
田舎の「おすそ分け」と「お返し」って・・・・・
田舎でのおすそ分けとお返し、それは、自分の家にある物で物々交換となるのがお互いに気を使わなくていい。お返しにと、わざわざ店で買ったきた「ビール」や「茶菓子」などを貰うと、次からおすそ分けする時に気を遣い躊躇してしまう。おすそ分けは、有難く頂いたり或いは自分の家にあるものでお返しすることで、気さくなお付き合いができる。おすそ分けする田舎人は、相手が喜んでくれれば、それだけで満足、自分の作物をほめてくれれば、それだけで満足。そのつもりで持っていく。必要以上に改まった品でお返しされると、次からは持っていきづらくなってしまう。「立派やな! 美味しそうやな! おおきに!」 お互い、この言葉だけで済ますことが多いのも、気さくなお付き合いをしている証かも。