紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

役に立った「文庫本」 孫に引き継がれるかも・・・

2018年12月05日 | 田舎暮らし&家族

どうしても捨てきれなかった文庫本が、まだ相当残っている。また読むかも知れないとも思っていたが、最近では手に取ることも殆どなくなった。

先日の日曜日のことだった。

小学校6年生の孫が、「おじいちゃん、小説ってある?」と入ってきた。

「ゲーム買って」と言うんだったら気にもならないが、予期しない言葉に一瞬戸惑った。

「どうして?」「学校で先生に読むよう言われたん?」

「ウーン 違う。この前、小説読んだら面白かったから」

「どんな本がいいの?」

「面白い本!」

「面白いかどうかはわからんが、いろんなジャンルの本がある」

書棚をみせながら、

「『竜馬がいく』(司馬遼太郎)って本、どう! 坂本龍馬って有名な人やで」

「知ってる。長州とか土佐藩とかいうやつ」

「そうか、知ってるか。読んでみる?」

「ウン、読んでみる」

「8巻ある。1巻持って行って、読んだらまた取りに来たら」

「そうする」

「しおり」も渡した。

今まで家族の誰もが見向きもしなかった書棚が、孫によって日が当たるかも知れないと思った嬉しい出来事だった。棄てなくて良かった。

 



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