台風18号に倒されないようにと支え棒までした花。
見事に台風に耐えてくれた花。
なのに、今朝、何気なく庭を見ると花が4本散らばっていた。
自然に落ちたのでないことは明らかだった。
夕方、孫達に「あの花、落ちてるけど、知らん?」と尋ねると、
物心ついた小学生・保育園児達は叱られると思ったのか、必至に「知らん。僕とちゃう・私とちゃう」と声を大にした。
そばにいた今日が3歳を迎えたばかりの孫が、ニコニコしながら「ウン」と頷いた。
3歳児にとっては、花を千切るのは遊びの1つぐらいにしか思っていないのだから、叱る訳にはいかない。
「楽しかった」と聞くと、「ウン」と返ってきた。
「良かった! 楽しんでもらえたんや!」
「いずれ散る花だし、孫に楽しんでもらえたのだから花も自分も満足や!」で、この事件は決着した。
昔を思い出した。孫のパパである長男が幼少の頃だった。家内の実家の花屋に行った時、長男が見当たらないので探すと、店においてある花を機嫌よく千切りまくって遊んでいたという事件があった。今回の3歳児は、それに比べれば微々たること。でも血は争えない。
<孫が楽しんでくれた「花千切り遊び」>
<小さな花が、わずかに残ってる>