一晩、水につけておいた「大根」と「白菜」の種を直播した。
・・・大根の種まき・・・
買ってきた種は、「お徳用」の青首大根。
13ml・410粒入りだった。我が家にピッタリの量だった。
例年どおり、間引きの手間がいらず収穫量も多い「1粒まき」をした。
1畝2列で3畝6列植えた。買った種が殆ど残らなかったので約400粒を植えたことになる。
種袋には発芽率85%と表示されているので、約340本は収穫できるはず。ただ、例年、90%以上の発芽率なので360本程度は期待できそう。楽しみ!
・・・白菜の種まき・・・
一代交配の「60日白菜(イタリア産)」が、1袋4mlと我が家で植えるには多すぎる量の種が入っていた。なのに、隣に並んでいた「きらぼし77(0.4ml・60粒)」の「京都産」が目にとまり、ついつい衝動買いしてしまった。
白菜は、2畝で150個を栽培するつもりで畝を用意していた。
京都産の「きらぼし77」を2粒まきで30カ所に、残りの120か所には「60日白菜」を2粒まきした。
昔はポットで苗を育ててから定植していたが、いつからか得意の「手抜き栽培(省力化栽培)」に切り替え、畑に直播するようになった。
白菜も大根と同じく発芽率85%だが、種をまく間隔が大根より広く、1粒まきで発芽しなかったら場所が広く空いてしまうのが勿体ないと、リスク回避で2粒まきにした。
順調に育ってくれれば150個の白菜が収穫できる。楽しみ!
・・・・・・・
今季も漬物作り向けて、家内の協力で何とかスタートを切れた。
当面は、芽が出るまでの数日間、朝晩の散水が欠かせない。
・・・元気の源・・・
1年老いる毎に、「畝づくり・種まき・収穫・漬物作り」への体力・気力が衰えてきたことを感じるようになってきた。
そんな自分に無理をさせまいと、毎年のように「作業大変やし、家で食べる分だけにしたら楽やのに・・・」と家内が言ってくれる。
そんな時、「大根の麹漬け」と「白菜漬け」を楽しみに待ってくれている多くの人が思い浮かび励みになり、ついつい頑張ってしまう。
・・・87歳のおばあちゃんからも元気をもらっている・・・
録画してあった8月放送の「ポツンと一軒家」をみた時だった。
大阪・此花区から疎開し、和歌山・すさみ町の山奥に住む87歳のおばあちゃんには驚いた。
夫に先立たれ、1人暮らしすること33年間。
自宅周辺が獣被害で家庭菜園ができないからと、ほぼ毎日、片道約30分・往復約1時間の山道をシルバーカーを押し、借りた土地で野菜作りをしていることを知った。
これ以外にも、87歳のおばあちゃんとは思えない行動を知り、頭が下がる思いをする場面がいくつもあった。
感動の連続だった。
一回りも若い自分なのに、とても真似はできないと思った。家庭園芸で気力・体力が萎えかけた時、その87歳の「おばあちゃん」を思い出せば元気がもらえている。
まもなく敬老の日。こんな「おばあちゃん」を称賛するような「敬老の日」であってほしい。
「敬老大賞」みたいな粋な賞でもあればいいのに・・・