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Praha

日々、楽しんで...

奇跡のリンゴ

2011-07-11 | 

石川 拓治 著

先日読んだ小川糸さんの「ようこそ、ちきゅう食堂へ」という本の中に、
木村秋則さんの奇跡のリンゴの話があり、
どうしても読んでみたくなりました。

NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組でも
木村さんの事を放送したそうです。


最初にこの本の表紙を見て
あら、この人歯がない
って。
仕事柄、すぐに歯に目がいく私。

でも、読んでいく中で
『私はリンゴの葉と、自分の歯を引き替えにしたんです』
と、言われていました。
アルバイトでキャバレーの客引きをしていて、顔を殴られ歯を折り、
人に殴られるようなことまでして自分がリンゴの木を守った事を忘れないために
歯もこのままにしているそうで。

それくらい無農薬でリンゴを育てる事が大変だという事が、
読んでいてよく分かりました。

彼の奥さんは、農薬を散布する仕事をすると、1週間位寝込んでしまうほど
農薬に敏感で、
農薬を使っていないリンゴの葉は紅葉するけれど、
農薬や肥料を使うとくすんだ色の葉になるという、
農薬の怖さ。

それでも、害虫からリンゴを守るために散布が必要な事。
リンゴがならなければ、生活ができない・・・
そんな状態でも、農薬を使わずにリンゴを育てるという自分の信念を守り抜いた。

感激しました。


コメント
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