三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

『てんのじ村』。

2019年08月20日 | 読書
ディープ大阪ナイトカルチャー塾の打合せで
「てんのじ村記念碑」の話も出てきたので、読んでみた。

てんのじ村―長編小説 (1984年)
難波 利三
実業之日本社


ひょんなことから芸人になり夫婦で漫才をしているシゲルを主人公に
てんのじ村に暮らす芸人たちの姿が描かれる。
戦中~戦後すぐの苦しい時代、助け合って生きてきた彼ら。
やがてラジオ、テレビの時代になり、
ある者は全国的に売れて村を去り、ある者は大劇場に出るようになる。
しかし、シゲルにはチャンスが回ってこない。
そのうち、高速道路工事のために村は立ち退きを迫られる…


登場する芸人ひとりひとりの顔や姿が
目の前に立ち上がってくるようで、
きっと本当にこういう人たちがおったんやろなーと思う。
気さくで、世話焼きで、ちょっとだらしないところもあって、
プライドがあって、変なところで意地っ張りで。

そういうイメージはすぐに思い浮かべられるけれど、
実際のところ、私自身はそういう大阪人らしさをあまり持っていないと思う。
芸人気質でもないしな。
だから、どこにもどっぷり属することなく、
あちこちふらふら漂流人生なのかもしれない。



Shamisen + vocal 静月
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►演奏予定
8月31日(土) 天Qレディースナイト
 詳しくはこちら

►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
 小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
 ブッキングライブ、コラボレーションなども歓迎。
 こちらからお問い合わせください

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