三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

すごいぞ にっぽん!古典芸能・最新形。

2018年01月02日 | 鑑賞
元日のこと。

録画して見るつもりだった番組を
結局リアルタイムで鑑賞する
テレビッ子カウチおせち正月。


前に和風アレンジのサロメの舞台で
すばらしいヨカナンを演じてて
以来ずっと気になる存在である
ダンサーの森山開次が
能とコラボレーションするというので
これは見なくちゃな、と。

白の天人 森山開次と
黒の天人 津村禮次郎。

一緒に観てた人が
この人たち全然融け合ってない
と感想を述べてたけど、
それはそれで良いんだと思う。
ちゃんと自分の語法を保つことが
コラボレーションの前提であるべき。

こういう雰囲気はすごく好みだ。
希望をいえば、音楽は能の囃子で揃えてほしかった。
その方が緊張感が増したんじゃないかなーと期待。
やりたい作品はこの方向だなぁ。
今年こそ今年こそEN新作。


しかし
古典芸能最新形と銘打たれているけれども
ラストの中村勘九郎・七之助の
オーソドックスな連獅子が
やっぱりいちばん美しかった。
古典はきちんと古典でやるのが
いちばんかっこいい。
考えるべきなのは
古典の舞台をどうやって観てもらうかだと思ってる。

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