三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

通じる/通じない。

2024年02月13日 | 三味線のはなし
自分が三味線をやったりしてると
感覚がおかしくなってくるけど、
世の中には伝統芸能なんて観たことがない人のほうが多いと思う。

テレビでちらっと流れたところで
多くの人は気にも留めていないし
細かいところまで見ているはずもない。
つまり、”歌舞伎”といって、役者のイメージはあっても
そこでどんな音楽が使われているかなど
多分意識していない。
だから、三味線にもいろんな種類があります、
なんて説明しても、なかなかピンと来ないよね。
それこそ、人形浄瑠璃の映像のバックに津軽三味線が流れる、
なんて光景、何度も見てきたよね。。
そこに違和感を持つ人がどれほどいるのか。
今や年配の人だから歌舞伎や文楽を観てる、ということもないし
別に年を重ねたからといって、そういうものを見始めるわけでもない。
いくつになってもロックバンドのライブが楽しみでもいいじゃないですか。

つまり
伝統芸能の業界の中にいる私たちが考えている以上に
大多数の人にとって伝統芸能は遠いもので
一生縁がない人だって沢山いる。
伝統芸能のファンを増やしたい、新しい観客層を開拓したい、
というのは思ってる以上に険しい道なんじゃないのか。
そして、その問題に向き合う私たち自身、
かわりばえしないアイデアしか出せていないんじゃないか。
外から見たら、そんなのまだまだ保守的でしかないのではないか。

なんてことを
人との会話から考えたのでした。


 椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►活動予定
 2月24日(土) 義太夫体験教室@一心寺・南会所
 2月25日(日) 三味線三昧@京都・天Q
 3月2日(土) 瑠璃の会@国立文楽劇場・小ホール
►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
 小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
 ブッキングライブ、コラボレーションなども歓迎。
コメント
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