三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

津軽三味線大全。

2016年11月13日 | 三味線のはなし
先日
学生のころからずっと探していて
もう諦めていた音源に出会いました!!

津軽三味線大全。

津軽三味線研究家の大條和雄さんの著作の中で
何度となく登場したこのタイトル。
かつてボサマとして門付けをした人たちや
津軽の唄会草創期に活躍した梅田豊月の演奏が収録されているという貴重な音源。

同じキングレコードから「津軽三味線大全集」という5枚組CDが出ていますが、
一部、たとえば梅田豊月の演奏などは入っていません。
だから、ずっと聴いてみたかった!

津軽三味線大全集
キングレコード


津軽三味線の神様、白川軍八郎の演奏も
大全集よりたくさん入ってました。
昭和初期、津軽三味線の三羽烏といわれた
福士政勝の演奏も初めて聴けたし、
もう大興奮です。


義太夫の師匠も
「昔のお師匠さんはもっと上手やった」とおっしゃるし、
師匠も自分の師匠から同じことを言われてきたそうです。
津軽三味線も同じだなと思う。
昔の人の演奏は、何かが今とは違う。
それはもう取り戻すことのできない煌めきなのかなぁ。



コメント
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