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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

ガチ☆ボーイ(試写会)

2008-02-27 11:50:27 | 映画(か行)
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佐藤隆太、サエコ、向井理、仲里依紗、宮川大輔、泉谷しげる、川岡大次郎、瀬川亮、西田征史、中谷竜出演。小泉徳宏監督作品。

大学生の五十嵐良一(佐藤隆太)は事故で頭を打って以来、一晩眠るとその日の出来事を全て忘れてしまうという“高次脳機能障害”を負っていた。そんな彼が学生プロレスに惹かれ、プロレス研究会の扉を叩く。五十嵐の事情などまるで知らない部員たちは快く迎え入れ、プロレスの基本を教えていく。しかし、肝心の段取りがまるで覚えられない五十嵐は、商店街でのデビュー戦で掟破りのガチンコ・ファイトをしてしまう。しかし、そのガチンコぶりがウケて一躍人気レスラーとなる五十嵐だったが…。

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
シリアスなシーンが良かった度:★★★★☆

プロレスには興味がないけれど、試写会なら観てみたいなと思っていた映画でした。観てみたら、想像してたより面白かったです。★3.5あげてもいいかな。
五十嵐役の佐藤隆太さんは、いろんなドラマや映画で見かけますが、主演は初めて?
なかなか頑張ってました。腹筋割れてたよ。
学生のうちに司法試験の一次に合格してしまうような秀才には、残念ながら見えないのですが(笑)、ストーリーは五十嵐が学生プロレスの門をたたくところから始まります。
観る前の知識として、頭の障害で1日しか記憶がもたないので、プロレスをやりたくなった、記憶がなくなっても痣が自分の行動を証明してくれる、くらいでしたが、まさにそういう映画でした。が、ここまで感動的に作られているとは思いませんでした。ラストの方は思わず涙してしまいました。

前半はあまりテンポが良くなく、ボラギノール日野がつまらないギャグを言うシーンとか、もう少し面白く撮れそうな気もするんですが、ギャグのシーンで映画の中に寒い空気が流れると、客席も凍る感じだったので、それが面白かった(笑)。
私が面白いなと思い始めたのは、五十嵐の記憶障害が仲間のうちの2人にだけバレてしまったシーンくらいからですね。シリアスなシーンが凄くいい。佐藤さんの演技もいいし、撮り方も上手いのではないかと。その後も五十嵐の父親役の泉谷さんがひとりで愚痴るシーンや、プロレスをやっていることがバレて、五十嵐と父親が話をするシーンも良かった。これで、面白い(はずの)シーンがもっと面白かったらな~~。

主人公が記憶障害という映画というと、「博士の愛した数式」「メメント」なんかを思い出しますが、朝起きて、すべてを忘れているということに気付く恐怖は、どういうものなんだろうと考えてみたけれど、想像を絶する恐怖ですね。毎日、眠るのが怖くなると思う。
それを考えると、安全第一の学生プロレス(ガチンコではない)でも、絶対にギブアップしない五十嵐の気持ちが分かるような気がします。負けず嫌いということだけじゃなくて、一生懸命プロレスをやっている時だけが、生きている証だと、そう考える五十嵐の気持ちに共感できました。
一生懸命練習したジャンプキック(名前分からない・笑)がキマッた時は、かなり感動的です。

この映画、予告はちょっとしか観た事がないんですが、ちゃんと映画の宣伝になってますかね?ポスターを観ると、プロレス映画だということしか分からないような・・・。
漫画原作があるのかな?と思ったら、劇団モダンスイマーズの舞台『五十嵐伝~五十嵐ハ燃エテイルカ~』が元になっているようですね。オリジナルだったら、かなり凄いなと思ったのですが。




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